ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

417

誰かがいると記事が書くのに手間取る。

文章を考えながら、人と話すのは私には至難だ。

「415」は0時過ぎまで友人と居たから、中途半端になってしまった。

 

今日も中途半端になりそうだ。

習いで私の下に1人入る。

休憩時間に習いの人も一緒に行動するとなると…書けるのか?

 

こうして、私の時間は削られる。

16日からは今までの研修期間が明けて、オペレーターとして本格化する。

つまり、より私の時間は削られる。

 

「415」は書き直すつもりだ。

もう少し、言いたいことがあるのだ。

なる早でづらづらと書きたい。

 

富士山登山の記事に写真を載せたい。

5枚制限があるから、その範囲内で良い感じの写真を選びたい。

そして、良い感じの記事にしたい。

 

放置したままの「さしすせそ作文」を完結させたい。

これは本当に放置しっ放しだから、気持ちとしては今すぐにでもやりたい。

しかし、気持ちだけではどうにもならず、2年の月日が過ぎようとしている。

 

こう考えるに、別に私の時間が削られるから中途半端になる訳ではないな、と気付く。

私が中途半端だから、中途半端な悪文を書くだけなのだ。

嫌なことにまた気付いて、凹む。

 

凹んでいても仕方ない。

気付いたのだから、それだけで上等ではないか?

ちゃっちゃかやるべきことをやれば良い。

 

…そのちゃっちゃかができないから中途半端なのだが…

凹んでいても、仕方ない。

手間取る私よ、やれば良いのだ。

 

盆の日に中途半端な気持ちのまま文を書く。

416

ちょっと小用で母が運転する自動車に乗った。

ぼけっと後ろに乗っていると父が取り付けた機器から音声案内が流れた。

「レベル3、ステルス式移動オービスエリアです」

 

耳馴染みでない言葉が出て来て、きょとんとしてしまった。

え、今、何て言ったの?と戸惑っているとまた流れた。

「レベル3、ステルス式移動オービスエリアです」

 

間違いないなく、「レベル3、ステルス式移動オービスエリア」と言っている。

運転している母に聞くと、母は「危険予測を何だかしてくれる」とかふんわりしたことを言っていた。

いや、しかし、この単語を聞いて、何を気を付ければ良いのだ?

 

レベル3と言うのが一体どの程度のレベルなのかが、まず分からない。

レベル3があるならレベル1やレベル2もあるだろうが、その違いはどうなのだろうか?

そして、レベル3より高い数字はあるのか、レベル3がMAXなのか、それで意味が変わる。

 

ステルス式移動オービスエリア…エリアは恐らく、「ステルス式移動オービス」が近くにあることを教えてくれているのだろう。

では、ステルス式移動オービスとは何ぞや?

検索窓に打ち込んで見ると、このようなサイトを見付けた。

 

www.shop-alphaprogress.com

 

移動可能な神出鬼没のオービス

大型バンの後ろから車線にカメラを向けて待機。

普通のレーダー式ならまだ事前にレーダー探知機で予測はできる。

ステルス式になると、測定時にしかレーダーを発射しない為、 ステルス対応の受信機を装備していれば事前に予測はできる。

 ※(レーダー)
 

 

ああ、つまり、オービスを詰め込んだ大型バンを停めて、スピード取り締まりをする可能性がある場所ということか?

ステルス式だといつもレーダーを発射していない…普通はいつもレーダーを照射しているのか?

と考えていたら、もう一つ下に別の記述があった。

 

移動可能な神出鬼没のオービス

大型バンの後ろから車線にカメラを向けて待機。

光電式なのでレーダー式より危険度が高い。 

※(光電管)

 

 

レベル3と言うのは移動オービスにも色々あるということか…

どちらの方がレベルが高いのだろうか…

光電管の方がレベルが高そうな記述に見える。

 

今はある程度調べているから、熟々と書いている。

しかし、乗っている最中は疑問符がタップダンスを踊っていた。

母は「これで何かあった試しがない」と言って溜息を吐いていた。

 

この案内は一体、何を気を付ければ良いのだろうか?

そも、安全運転を心がけている人ならば、不要な案内だ。

スピードを出すからオービスに引っ掛かるのであって、スピードを出さなければ何も問題がないのだから。

 

今一つ、私には音声案内の意図が掴めない。

今もポーンと鳴る音と共に思い出している。

「レベル3、ステルス式移動オービスエリアです」

 

不意打ちを受けた小用の道すがらのこと。

415

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夜勤明けから一寝入りした後、13時40分頃に松本のカフェで友人に会った。

しかし、友人は急な仕事が入り、私と顔を合わせて10分で帰ってしまった。

カフェに入って10分で出るのは気が引けて、珈琲とアイスを注文した。

 

近くの本棚に「悪文」なる本が目についた。

次いでに勉強のつもりで、最初の10頁ほどを読んだ。

様々な悪文が並べられて、私の書いている文書は大丈夫か、大変不安になった。

 

立体的な文章とは、何だろうか?

点Aと点Bを結ぶ言葉の構成、と言うことなのか?

「確からしいこと」を書こうとしている私には、結構重要な部分だ。

 

手で触れられるような質感を求めているが、難しい。

書いた当初は納得できても、時間を置いて読むと「これで良かったのか?」分からなくなることもある。

単純に文章構成が下手なだけなのかもしれないが、文章構成が下手な記事でも質感が感じられる時もあるから、私の中で答えが出ない。

 

この記事も、いや、今までも悪文しか書いていないのかもしれない。

読む人のことを第一に考えて書いた文章は、残念ながら存在しない。

点Aと点Bを結ぶ線Cを私は誰にも見えるようにしっかりと引けているだろうか?

 

手に取った本を元の場所に収めた。

本と本の隙間に押し込んで、どかっと椅子に座った。

冷め切った珈琲を飲み切って、勘定を済ませにレジへと立った。

 

今日は、この本を読めて良かった、と考えることにした。

急なドタキャンで予定が変わってしまっても、緩く受け止められる人でありたい。

悪文ばかり書いてしまう私であっても読んでくれる人ならば、どうして憎めようか?

 

喫茶店を出た。

外の日差しで思わず目が眩んだ。

空いた予定を埋めるため、後ろを一瞥することなく歩き出した。

 

ある午前の一幕、洒落た喫茶店での出来事だ。

414

なめした牛革のような雲が山から遠ざかっていく。

底抜けに明るい空色が山と雲との間で均一に広がっている。

ギザギザした山が雲をよく噛むから、柔らかい雲になるのだろう。

 

赤く日焼けした肌に薄皮が丸く膨れて、山の連なりのようだ。

腕時計をしていた所はまっちろで、手の甲と腕との間を隔てている。

薄皮が捲れれば、なました牛革のような模様になることだろう。

 

ご飯の上に牛肉が山盛りされている。

腹の虫は未だか未だかと催促し、白米と牛肉を一緒くたに口に放り込む。

奥歯でよく噛んで脳の満腹中枢を刺激させれば、腹の虫も気付くだろう。

 

私の意識の根柢に山はある、鬱陶しいほどに。

小学校の校歌に、中学校の校外学習に、高校の通学で乗る電車に。

山の名前がある、山を集団登山する、登山シーズンに登山者が乗ってくる。

 

何処に行っても、山が追いかけてくる。

何時まで経っても、山が追い縋ってくる。

本当は、山はただそこにあって、追いかけても追い縋ってもいないのに。

 

山に噛まれてぐにゃんぐにゃんになった私が居る。

何時の間にか、なまされた牛革の如しだ。

一人で立つのが億劫で面倒なのは、ぐにゃんぐにゃんに噛んだ山の性だ。

 

山から遠ざかりたい、あの雲もそう考えているに違いない。

しかし、雲も私も柔らかいから、一処に留まらない。

そして、きっと、山がそんな雲や私を繋ぎ止めている。

 

鬱陶しいほどに、安心する。

それが山、私の山だ。

ギザギザした山を今日も仰ぎ見る。


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山の日らしいから、それらしいことを書いてみた。

413

待望の雨が降った。

私の住む地区にはここ数週間、1滴の雨も降らなかった。

暑がりの母は、ようやく降った雨にほっとしている様だった。

 

待ち望まれた雨は、静かに唐突にやって来た。

私が目を覚ました時は何の気配もなかった。

しかし程なくして、ぽつぽつと軽い音から急激にバチバチとトタン屋根を強く叩き付ける音が鳴り響いた。

 

滂沱の雨である。

車軸を流すような雨である。

豪雨がひび割れたコンクリートに激しく打つ。

 

それなのに、雨が降っていなかった。

仕事に向かう道、2kmほど進んだ地区には、1滴も降っていなかった。

ひび割れたコンクリートは渇き切っていた。

 

自転車で15分ほどの距離だ。

片やバケツをひっくり返したような雨、片やぱりぱりのパイのような乾いた道。

こうも違うとあの雨は夏の蜃気楼ではないか?と疑ってしまう。

 

仕事場に着き、しばらく働いていると、蒸気が吹き出したような音が近付いて来た。

滂沱の雨だ、車軸を流すような雨だ。

湯を沸かしたような匂いが工場に充満した。

 

どうやら、私が雨を追い越していたようだ。

その追い越した雨が、追いついたのだろう。

ざばざばと雨が降っている。

明日の朝は肌寒いかもしれない、と蒸し暑い工場の中、一人ぽつり思う。

 

ただ、雨が降った、それだけの話だ。