ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

詩を書きます。

予測不能変換

_____ 愛される意味亡くして上へ上へ選んでは降りて カタツムリの貴重な殻の装いを勲章に加えるため顕著に殺した 匙加減は小学生以上大学生以下に収めよ すべて忘れてセンスアップ! センスアップ! 愛される意味流行らせようぞ 男性同士の傷の舐め合い…

1637(『忘却』、詩の解体)

自分の詩作を解体する。 意味は特に考えてない。 しかし、何か読み解けることがあるかもしれない。 >>>>> 『忘却』 毎週、先人が書き記した文字群は西からの風にさらわれる。 傍らで片膝をつき、溝の薄くなった岩石の一欠片を拾う。 日に焼けた旅人はレター…

1634(『短い合図を』)

『短い合図を』 短い合図を 猫のしっぽは揺れ動く アメリカンショートヘア 吸引力 私の会話のレパートリー カメムシの匂い 悪魔崇拝者 遺伝子変異 あなたのイメージ ガチの頂点 太陽系全域 すべてのエラー 多分叶わない要望 引っ込み思案 火葬待ち 自己主張 …

『英雄は弱音を吐かない』

久方ぶりに詩を書いた。 最初は大喜利で某餡子の詰まったパンのヒーローが言う弱音から。 何か後半は興が乗ってヒーローを潰してしまった。 そんな暗いポエムだ。 _____ 斯くあるべしと愛と勇気を携えて 弱きを助け強きを挫き 身を粉にして悪と闘ってき…

1421(冬には雪が降るものだ)

明日がある、私のために日が昇る。 そうしていつも、欠伸を殺す。 背を伸ばし、のろのろと着替え、寒空へ。 雪の合間をするする歩く。 少し溶けた雪の道は幾度目か。 積もる雪が乱反射する。 ルーティンを脳死でこなし、日が暮れる。 草臥れたのは、歳の所為…

1247(星に手が届くのか否か)

手を伸ばせば届きそうな星であった。 手を伸ばせば届く、と考えるのは浅はかだろうか。 手を伸ばしても届かない現実の前に息を大きく吸う。 手を伸ばさなくても届かないと現実を知った気になっている。 手を伸ばせば届くかもしれない、と上っ面だけの綺麗事…

1228(空疎な空言)

お願いだからシンデレラ あちらの塔から飛び降りて キスの相手はヒキガエル メキシコ一周メキシカン ガーリーガソリンマキシマム そこから白線渡りの六丁目 境界解離性障碍は対岸の火事だと気付かない 嗚呼、西へ夕陽が沈んで東に月が昇るのも寂しい農道から…

1101(我が道を往く)

私は我が道を往く。 他の道は進めないから、我が道を往く。 ある意味でそれしか選択肢がないから、我が道を往く。 例え、雨風が吹き泥で足下を捉えながらでも、我が道を往く。 例え、雪が降り積もり道の境目さえ分からなくなっても、我が道を往く。 着の身着…

1064(狂人ルール)

正しく生きていく為に 間違い探しの毎日 減点方式の採点 残りは何点ですか、先生? 道徳とか倫理とかの 綺麗な言葉で誤摩化す 今日も歩道橋の上から 誰かが身を投げて死んだ 真っ直ぐ歩いていくために 寄り道しない毎日 密告ゲームの勝者 残りは何人ですか、…

917(落とし穴)

落とし穴、落として、落とし穴。 私の愛しい我が子の首が堆くウズタカク積まれている。 誰がアノ子の首を落とした? 転がり落ちて、落とし穴、落として、落とし穴。 私の恋しい恋人の手首がぐずりぐずりと積まれている。 誰がアノ人の手首を落とした? 山は…

880(進めども進めども)

進めども進めども進む道は途絶え、這い蹲って這い蹲って永々土は続いているのが朧げに見え、また進みよろよろと進み道を探して、疲れ果て気を失って幾許かの無常を横滑りして、急き立てられるように起き、また進み、進み、進んで行く。 進めども進めども進む…

854(ぬあさ)

ぬあさ。 須く、ぬあさ。 渡りに、ぬあさ。 泣きっ面に、ぬあさ。 ふっと湧き出て、散り散りになり、世界を埋め尽くす。 あっちを見ても、ぬあさ。 そっちを見ても、ぬあさ。 何処を見渡しても、そこら中にぬあさがある。 聞こえてくる音も、同様に、世界を…

834(あめゆじの祈り)

あめゆじゅとてちてけんじゃ。 雪はまだ降らない。 あめゆじゅとてちてけんじゃ。 冬まではまだ遠い。 あめゆじゅとてちてけんじゃ。 祈りまで至らない。 あめゆじゅとてちてけんじゃ。 私は俗世にまみれ過ぎた。 しかし。 雪はいつかは降る。 冬もいつかは…

808(ドのつく詩)

童顔のどら息子、ドーランを塗りたくって。 同姓同名の道化、瞳孔が開きっ放し。 動揺してもどうしようもなく、獰猛なトラに食い殺される。 土曜日は遠くって、都々逸のリズムでドラムを叩く。 ドントコドン、ドントコドン、ドドンドドン、ドントコドン。 ド…

459(『秋晴れ』)

秋晴れ 傾げつつ 再度 躊躇う 成れの果て 始めて 目の当たり やっぱり 落胆 分け隔て 意識すれば 際立って し直した 地平線 にもかかわらず 紐解いて 見直し 理屈 を拾う 紆余曲折 繰り返し するほど 翼 塗り替え 複数 無数 指先 坩堝だね 選ぶ 限界 せめて …

『ひとり自由俳句その8』

読者さんの中には知らない方もいるだろう。 私はTwitterでは自由俳句を呟いている。 本当にどうでも良いことを然も知っているのが当然のような発言に唖然としている姿が目に浮かぶようだ。 そして、そのTwitterで呟いた自由俳句をまとめたカテゴリーがある。…

『反復する、小雨のような』

ものすごく久し振りに詩を書いた。 確度のあるように書こうとしたら、詩らしいものになったから、「詩」ということにする。 今、体験していることは、私にとってはこういうことだ。 『反復する、小雨のような』 通りすがりの赤子の泣き声で目を覚ます。 塗装…

『ひとり自由俳句その7』

7月~9月までTwitterで呟いた俳句を転載する。 ご存知の通り、私はTwitterで当ブログで書いた記事を17文字の自由俳句にして、紹介文代わりに呟いている。 たまに記事とは全く関係のないところで自由俳句を思い付いた時にも、呟いている。 夏から秋にかけての…

『ひとり自由俳句その6』

4月から6月までの期間で、Twitterで私が呟いた自由俳句を転載。 「意味のない数字」でめっきりTwitterで呟かなくなって、数が少ないのは、ご愛嬌? 『ひとり自由俳句その6』 子どもらの、散った庭先、バトの羽。 ちまちまと、終わり夢見て、一編みす。 愚者…

『うつらうつらと』

詩を書きます。 いや、適当に書いていたら、それっぽい気がしたのと。 最近、このカテゴリーに投稿してないな、なんて感じて。 何か、意図があった訳でも、何か、意味がある訳でもない、投げ捨てられた詩です。 『うつらうつらと』 目覚ましを止めて、眠りに…

『雨が降る夜』

詩を書きます。 久しぶりに詩を考えた。 即興で考えた割には出来が良い? 『雨が降る夜』 雨が降る 何故、雨が降るのか? それは、鹿の喉を潤すため 雨が降る 何故、雨が降るのか? それは、ツバメの雛の鳴き声を隠すため 雨が降る 何故、雨が降るのか? そ…

『ひとり自由俳句その5』

3月にTwitterで呟いた俳句。もう、6月なのにね!ちまちまとまとめます。 『ひとり自由俳句その5』 草萌えて、独り草取り、草生える。 ちまちまと、俳句投稿、気のままに。 時期外れ、チョコが無かった、当て付けよ。 さんざめく、雀の歌に、励まされ。 ゾロ…

『油揚げ戦記』

詩を書きます。 久方ぶりの詩です。 出来映えは…よく分からない。 『油揚げ戦記』 立ち上がれ 立ち上がれ 立ち上がれ 油揚げ 立ち上がり 前進だ 前進だ 油揚げ 前進だ 前進だ 油揚げ 前方に 敵影だ 油揚げ 開戦だ 油揚げ 立ち向かえ 立ち向かえ 油揚げ 勝利…

『ひとり自由俳句その4』

詩を書きます。 Twitterで投稿した2月の俳句まとめです。 そして、この投稿で詩が50記事らしい。 実は「閑話休題」も50記事書いていたけれど。 まあ、俳句好きな方は、どうぞ? 『ひとり自由俳句その4』 夢炬燵、こくりこくりと、舟を漕ぐ。 在りし日の、大…

『idiot』

詩を書きます。 最初の一文を最近仕事中にリピートしてます。 ※仕事に対してはストレスレスですよ?単にリピートしているだけ。 それから構想して、書きました。 『idiot』 俺の前に立つな、吹き飛ばすぞ! イチ、ニ、サン!ド派手なコンボ スリー、ツー、ワ…

『油揚げ、ただそれだけのこと』

詩を書きます。 3月17日にナナシノエイト第5夜に参加しまして。 ナナシノエイト "名もなきオープンマイク0 松本編" 第5夜 そこで、油揚げの詩を発表しまして。 uenokoeda.hatenablog.com 思いの外、笑い?があったので、油揚げで詩を何編か編んだ方が良い…

『小雨』

詩を書きます。 『小雨』 小雨が降る。 雨粒が川に降り注ぐ。 降り注いだ雨粒が水泡になる。 水泡が苔の蒸した石に張り付く。 苔の蒸した石に張り付いた水泡が鱗になる。 薄い銀色の光を携えながら苔の蒸した石は一匹の魚になる。 一匹の魚は川を下る。 冷た…

『世界の終わりの前日』

詩を書きます。 『世界の終わりの前日』 夕方のニュース、世界が終わることを知った。 通りで欠勤退職する人が多いのか。 白米を一人でよそう。 早朝の目覚まし、世界が終わる前に会社を休んだ。 電話の向こうの上司はただ一言「分かった」とだけ言った。 マ…

『青い森の怖い魔女』

詩を書きます。 何となく、後ろで音楽が鳴っているイメージで。伝わらないか? 『青い森の怖い魔女』 てぃぐてぃぐてぃぐ びー、がっしゃん てぃぐてぃぐてぃぐ がっしゃがっしゃん てぃぐてぃぐてぃぐ びー、がっしゃん てぃぐてぃぐてぃぐ 昔むかし遠い国…

『告白』

詩を書きます。 昔、バレンタインデーについて書いた詩があったな、と思って発掘。 2月も終わるし、ここら辺で投稿。 来年はチョコレートが食べられるかは謎。 『告白』 2月14日の夕焼け時。 河川敷沿いの通学路。 髪を染めた短髪の少女。 待つ相手は幼なじ…