ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

予測不能変換

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愛される意味亡くして上へ上へ選んでは降りて

タツムリの貴重な殻の装いを勲章に加えるため顕著に殺した

匙加減は小学生以上大学生以下に収めよ

すべて忘れてセンスアップ! センスアップ!

愛される意味流行らせようぞ

男性同士の傷の舐め合い、ちょっと待って辛いですよね、徒歩圏なら面接に来なさい

何を目指して何を認識するか

間が抜けて眠り込む、藁の匂いは記憶違い

泥土を被り日に焼けた肌、この土地に残る私たち

歯は一つ増えた、部屋探しは優秀なトカゲに任せよう

爪は一つ増えた、身体を洗える場所は六地蔵様にご相談しよう

全く関係ないのに赤の他人の皆様から無理難題しっちゃかめっちゃか言われる

麺類鳥類若しくは「 」です

やってきた友人、そこに夜はないそこに夜はないのだ

らしく過ごせ両親、そこに夜はない夜はないのです

ルートの分岐は腕の血管が細いから確保できない

冷蔵庫の奥に仕舞った魂の有効期限はとっくに切れてる

だから連絡するな! 浪費するだけ浪費するだけだ

忘れて

忘れて

忘れて、愛を亡くして

……んじゃあ、また来世までご機嫌よう

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予測変換を使って適当に文字を組んで遊んだ。

雑な言葉は言い換え、適当な言葉に直してみた。

そうすると、不思議と何か言いたいことがありそうな雰囲気になった。

 

私の深層心理が反映されているのだろうか?

全体通して暗い印象はある。

忘れることは愛を亡くすことなのか、と私の価値観が出ているようにも見える。

 

他の人が読んだらどう読み取るのだろうか?

三者視点で読むと、何か痛い気がする。

この痛さはどこ由来なのだろうか。

 

いずれにしても面白い。

誰か感想を聞きたいものだ。

1637(『忘却』、詩の解体)

自分の詩作を解体する。

意味は特に考えてない。

しかし、何か読み解けることがあるかもしれない。

 

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『忘却』

 

毎週、先人が書き記した文字群は西からの風にさらわれる。

傍らで片膝をつき、溝の薄くなった岩石の一欠片を拾う。

日に焼けた旅人はレターバッグを肩に担ぎ、手に馴染んだ杖と共に海岸に向かった。

 

西からの風を背に受けながら、すべての者たちの駅へ出発した。

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『忘却』、「却」は却って、普通に期待するのとは反対に、むしろ逆との意味とあるので期待とは反対に忘れてしまうことがタイトルになっている。

 

「毎週、先人が書き記した文字群は西からの風にさらわれる。」

 

「毎週」、「毎日」というほどずっとではなく、「毎月」というほど突発ではないのだろう。

「先人が」、昔の人、言い方に敬意があるのではないか?

「書き記した」、過去に何かがあったのかもしれない。

「文字群は」、「文章」というには物語が読み取れず、「模様」というには意味があるのだろう。

「西からの風に」、偏西風だろうか?

「さらわれる」、風が文字群をさらう、現在進行形の風化の比喩表現かもしれない。

 

「傍らで片膝をつき、溝の薄くなった岩石の一欠片を拾う。」

 

「傍らで」、ここの「傍ら」は「先人の書き記した文字群」の近くだろう。

「片膝をつき」、文字群は腰よりも下か、文字群周辺の地面に身体を低くしている。

「溝の薄くなった」、「西からの風にさらわれ」た「文字群」の現在の形と推察する。

「岩石の」、「文字群」が「書き記し」ていたのは岩石なのだろう。

「一欠片を」、「岩石」の一部を指している。

「拾う」、文字群が書き記した岩石の欠片を手に入れる。

 

「日に焼けた旅人はレターバッグを肩に担ぎ、手に馴染んだ杖と共に海岸に向かった。」

 

「日に焼けた」、「雪」や「サロン」ではなく、太陽光で皮膚を火傷させた。

「旅人は」、外を何時間も歩き通しているのかもしれない。

「レターバッグを」、郵便屋がするような革のバッグだろうか?

「肩に担ぎ」、肩紐を肩に引っ掛けているのか?

「手に馴染んだ杖と」、使い込んでいる、普段使いしている。

「共に」、杖の擬人化、それだけ利用時間が長いのかもしれない。

「海岸に」、文字群の書き記した岩石の場所から海のある方向へ、ということだろう。

「向かった」、移動する、「向かう」ではなく「向かった」なので、すでに行動を決定している。

 

「西からの風を背に受けながら、すべての者たちの駅へ出発した。」

 

一行空いてる、シーンが変わっているのか?

「西からの風を」、風を感じているのは旅人か?

「背に」、西からの風が背中に当たる、海岸のある方向は東なのだろう。

「受けながら」、偏西風の風を感じている。

「すべての者たちの駅へ」、誰のことを指しているのか? 書き記させた文字群と関係があるのか? すべての者たちの駅は海岸の方向にあるのだろうか?

「出発した」、前段で「向かった」と意思決定している点、一行空いてる点を考えると、海岸に到着してからすべての者たちの駅に行き先が変わっているのかもしれない。

 

タイトルから考えると先人の期待とはむしろ逆に忘れられたことから、旅人の、忘れられた人々のことに思いを寄せている、のかもしれない。

 

他の解釈があるのならどなたかお教えください。

1634(『短い合図を』)

『短い合図を』

 

短い合図を

 

猫のしっぽは揺れ動く

アメリカンショートヘア

吸引力

 

私の会話のレパートリー

 

カメムシの匂い

悪魔崇拝者

遺伝子変異

 

あなたのイメージ

 

ガチの頂点

太陽系全域

すべてのエラー

 

多分叶わない要望

 

引っ込み思案

火葬待ち

自己主張

 

諸般の事情

 

ミネラルウォーター

トロッコ問題

ビデオ判定

 

見過ごして

 

デビューの概念

薬の空シート

加護を求めて

 

世界の片隅で

 

午後十三時の秋の驟雨

二十一度の水温計

存在しない手紙

 

お別れは前触れもなく

 

もう一度短い合図を

『英雄は弱音を吐かない』

久方ぶりに詩を書いた。

最初は大喜利で某餡子の詰まったパンのヒーローが言う弱音から。

何か後半は興が乗ってヒーローを潰してしまった。

そんな暗いポエムだ。

 

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斯くあるべしと愛と勇気を携えて

弱きを助け強きを挫き

身を粉にして悪と闘ってきたが

次第に当然の行いと見做され

 

気付けば

誰も吾を省みること無し

 

嗚呼、何の為にこの拳を握り締めたのか?

何の為にこの拳を血に染めたのか?

何の為に

 

思わず溢れ出た痛みは

嗚呼、虚しく消えていく

虚しく消えていく

消えていく

 

嗚呼

 

誰も彼も吾の痛みに答えない

誰の胸にも吾の声は響かない

 

そうして誰もが口を斉えて言い放つのだ

 

我らが英雄、斯くあるべし

英雄、斯くあるべし

斯くあるべし

 

何の為に

何の為にこの拳を

何の為に吾は拳を振り上げるのか

 

斯くあるべし

 

斯くあるべし

 

斯くあるべし

 

嗚呼

 

誰も

誰も彼も吾の痛みに答えてはくれない

斯くあるべしの轟音に呑まれて

響くことさえ無く消えていく

消えていく

 

嗚呼

 

痛い

 

嗚呼

 

何れ吾も消えていくだろう

何れ消えていくだろう

何れ

 

斯くあるべしの轟音に呑まれて

1421(冬には雪が降るものだ)

明日がある、私のために日が昇る。

そうしていつも、欠伸を殺す。

 

背を伸ばし、のろのろと着替え、寒空へ。

雪の合間をするする歩く。

 

少し溶けた雪の道は幾度目か。

積もる雪が乱反射する。

 

ルーティンを脳死でこなし、日が暮れる。

草臥れたのは、歳の所為かや?

 

帰り道、急くままに家へ、息も白。

空も白くて、山も白くて。

 

東京はてんやわんやの大騒ぎ。

雪が降らぬ向こう側の冬。

 

新潟はてんつくてんの大積もり。

豪雪地のあちら側の冬。

 

長野は雪が降ります、ちらちらと。

冬には雪が降るものなのだ。

 

家に着き、着替えて食べて、歯を磨き。

冷たい掛け布団に包まる。

 

明日がある、私のために日が昇る。

そうしていつも、息を殺して。