ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

『ひとり自由俳句その3』

詩を書きます。

1月にTwitterで投稿した俳句。

その3か…思った以上に分量が増えたな…俳句のカテゴリーを別に作ろうかと考え中。

 

『ひとり自由俳句その3』

 

父親の、怒鳴る顔見て、首傾げ。

 

空元気、見せかけ実は、超元気。

 

あの時の、思いの丈は、燃え尽きぬ。

 

季節感、かなぐり捨てた、十七字。

 

解らない、瞬き一つ、及ばない。

 

新聞を、切り抜く姿、母怯え。

 

空き缶を、後で捨てると、また並べ。

 

滔々と、注ぐ灯油と、耽る夜。

 

目指す先、金星火星、取り合えず。

 

蜘蛛の糸、掴む亡者を、眺める吾。

 

無責任、その神様に、仕えてる。

 

あの人の、笑顔に返す、変な顔。

 

繰り言を、手繰り綴った、寄せ集め。

 

諦念が、金科玉条、吾の支え。

 

お雑煮に、カレーの粉末、間に合わせ。

 

水素水、知らぬは仏、愚者の幸。

 

うたた寝し、寝ぼけたままに、日を跨ぐ。

 

朝六時、雪かきの音、外を知る。

 

閲覧者、考慮せぬまま、投稿す。

 

諭吉さん、最初十人、今一人。

 

人まだら、一人参拝、初頼み。

 

孤立する、理由探して、また孤立。

 

まろび出る、言の葉聞かれ、しかめ面。

 

励まされ、凹んだこころ、隠す笑み。

 

白髪ある、親の頭に、見ない振り。

 

間違える、是正する知恵、吾には無く。

 

何度目か、世界を閉ざすのは私。

 

順番を、耳をすまして、じっと待つ。

 

悩み事、長風呂したら、茹で上がり。

 

履歴書に、載せる写真は、剃った顔。

 

英文の、返信急ぐ、翻訳機。

 

自己の底、水面に浮いて、また潜る。

 

推敲し、考察してたら、夜が明けた。

 

振り向けば、呟いた跡、点々と。

 

氷道、最強寒波、いざ勝負。

 

世を拗ねて、自分の影と、にらめっこ。

 

引き延ばす、無味な言葉と、散歩道。

 

矮小な、吾の深層は、広大だ。

 

些末だが、動いたことは、事実だし。

 

愛犬や、少し落ち着け、エサはある。

 

無一文、桎梏の身に、空っ風。

 

何那由多文字書いても、足りぬ意味。

 

美術館、絵と吾の対峙、余分なし。

 

正直に、嘘吐き名乗る、半端者。

 

ポジティブに、言わせてみたが、無理がある。

 

ほら呑めや、酒を呑め呑め、と濁され。

 

怠けども、暇に潰され、職探し。

 

鳥頭、過去を三歩で、置き去りに。

 

外にいる、福を招くに、豆を煎る。

 

「暇だ、暇」、寝言繰るのに、忙がしい。

 

少女像、そっとマフラー、されるけど。

 

七度目の、再放送を、母と観る。

 

面接後、今か今かと、電話待つ。