ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

一つ、選挙に行こう!二つ、自衛隊の皆さんすみません、お願いします。

安全保障関連法案を取っ掛かりに考えます。
 
まず、そもそも政治を話す機会ってそんなない気がする。
私の周りで政治のことを話す人っていない。
今の法案について知っている人もマスメディアからが大部分ではないでしょうか?
 
私も騒がれているから知った、程度の人間だ。
具体的にと言われれば、何となくしか言えない。
 
最近、元シールズの人たちが国会前に集まって声を上げていましたけど、彼らの言う「戦争法案」はもう良いのかな?と
 
以前、Facebookで上げたのを再投稿の形で載せさせて頂きます。
下記はインターネットで調べた内容です。
 
安全保障関連法案でポイントになっているのが以下の二つ。
集団的自衛権の行使を可能にする
日本が直接攻撃を受けなくても、日本の密接な関係にある同盟国などが攻撃された場合、集団的自衛権を行使して、武力を使えるようになる。
自衛隊の海外任務の範囲が広がる
国会の承認があれば、国際平和を守るために活動している他国軍の後方支援のため、自衛隊をいつでも海外に派遣できるようになる。
※これまでの「周辺事態法」は、朝鮮半島有事などを想定し、日本周辺を米軍のみを支援するためのものだったが、「重要影響事態法案」では、地理的な制限はなくなり、米軍と他国軍を支援できる内容になる。
 
自衛権は「個別的自衛権」と「集団的自衛権」の2つがあります。
「個別的自衛権」は、他国から日本が攻撃を受けたときに防衛する権利。
これは、今の憲法解釈上も、国の平和と安全のために国がもっている基本的な権利だから、行使可能。
集団的自衛権」は、密接な関係にある国(アメリカ等)が攻撃されたとき、共に反撃することができる権利。
1年前までは日本政府は「自衛の範囲を超えるから駄目」とする見解。
 
変更されたのは「武力行使の3要件」
閣議決定された変更内容
・我が国に対する急迫不正の侵害があること
→我が国または我が国と密接な関係にある他国に武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命・自由・幸福を追求権利が根底から覆される明白な危険があること。
・これを排除するために他の適当な手段がないこと
→これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に手段がないこと。
・必要最小限度の実力行使にとどめるべきこと
→変更無し
 
日本の平和・安全レベルは
平時→グレーゾーン事態→重要影響事態→存立危機事態→武力攻撃事態
右に行くほど危険度が高い。
『重要影響事態』
そのまま放置すれば、我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態など、我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態。
『存立危機事態』
日本と密接に関係する他国が武力攻撃を受けた時、日本が直接攻撃を受けていなくても、国の存立や安全が脅かされたり、国民の生命・自由及び幸福の追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態。
今の安全保障関連法案で集団的自衛権が認められるのは「存立危機事態」となっている。
「重要影響事態」と「存立危機事態」の境目について議論されているが、安倍総理は「政府が総合的に判断する」と答弁。
 
自衛隊の海外任務における活動範囲が広がる。
今までは、自衛隊が活動できるのは非戦闘地域のみで、戦闘地域や戦闘が予想される地域で活動することは認められない。
しかし、安全保障関連法案が通ると、実際に戦闘が行われている現場以外の地域全てで、活動することができるようになる。
 
法律が憲法違反かどうかは最終的に裁判所が判断する。
裁判に訴えることができるのは「不利益を被る人だけ」
 
民主党などは定義や認定方法が「極めて曖昧」と主張する。岡田克也氏は、「存立危機事態は、非常に抽象的。時の政府が勝手に存立危機事態を認定して、自衛隊を送り出し、武力行使するということになりかねない」
「当然、反撃も来るわけですし、国民の暮らし、命がかかっている大きな政治の決断。それが(国民が政府に)白紙委任しているような形になり、民主国家としては許されない」
 
後方支援には「武器の提供は含まない」とされているが、弾薬の提供や武器・他国の兵士の輸送は認めており、防衛庁長官自民党副総裁などを歴任した山崎拓氏は、後方支援中の部隊が襲われる可能性が高いとして、自衛隊の後方支援自体に反対している。
 
…とここまでちょっと手直ししたコピー&ペースでした(笑)
解り易く解説されたサイトを巡った方が手っ取り早いのは間違いない。
 
さて、要するにポイントは二つ、問題も二つ。
 
1、集団的自衛権の行使が可能になる。その前提の「存立危機事態」が曖昧なのでは?
2、自衛隊の海外任務の範囲が広がる。そうしたら自衛隊のリスクが高まるのでは?
 
この二点を考えてみます。
 
1の曖昧さは「重要影響事態」が関係しているのかな?と改めてペースト。
『重要影響事態』
そのまま放置すれば、我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態など、我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態。
『存立危機事態』
日本と密接に関係する他国が武力攻撃を受けた時、日本が直接攻撃を受けていなくても、国の存立や安全が脅かされたり、国民の生命・自由及び幸福の追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態。
 
「存立危機事態」だけだったら、アメリカが明確に攻撃されてますし、それによって日本が危険!ですから問題ないように考えます。
「重要影響事態」って「直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」とありますけど、アメリカが日本の防衛のために戦艦を展開していると考えると、アメリカに武力攻撃に至るおそれ=日本に直接の武力攻撃に至るおそれになる事態と解釈もできます。
そこから拡大解釈して海外でアメリカの武力攻撃に至るおそれがあり、この戦闘に加わらなければ日本も危険!となる事態…と時の内閣が判断する状況です。
「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」というのが曖昧と言えば曖昧です。
要はその時の内閣がちゃんと判断できるの?という不安からではないでしょうかね?
 
というか民主党は何でも反対するというイメージがあるもんだからどうせ面白可笑しいことをいうもんかと。
言われれば、まあ確かにそうですなとも感じます。
ただ、じゃあ誰が判断するの?ってなれば内閣でしょ?
日本の危機ですよ?一々国民の皆さんどうしましょ?なんて悠長なこと聞いてる場合じゃないんです。
 
とは言っても不安なのは不安。
首相がまともだったらいいんだけど、「これもしかしてヤバいんじゃない?」とか本当は全然大丈夫なのに日本の安全が脅かされていると勘違いしちゃって行使、ってなる可能性があるかもしれない。
流石に馬鹿ばかりじゃないと言いたいけど、民主党政権を経験した私としてはやっぱ不安。
私がじいさんになったとき、政権交代が起きてその政党が全然駄目で。
そんな中、日本は全然関係ないのにバカ内閣が「日本がヤバい!行使行使!」となって、それがきっかけで日本も標的にされ…とかいう可能性。
 
この「国の存立や安全が脅かされたり、国民の生命・自由及び幸福の追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」または「国の平和及び安全に重要な影響を与える」という前提が成立する前提。
それが「日本の内閣及び国会議員が正常な判断ができる」こと。
当たり前過ぎて灯台下暗し、見過ごしていました。
 
そう言えば、シールズに参加していた眼鏡の高校生男子は「この国の政治家に任せられない」的なことを言っていたな。
つまり「お前の判断は信用できない」と言ってる訳だ。
前提を成立する前提を成立させるには…選挙しかないじゃん。
 
民主国家の日本の国会議員は選挙によって選ばれます。
今の議員だって日本の多数が選んだ訳です。
戦争したくなきゃ、まともな議員を選挙で当選させる。
シールズよ、18歳から選挙権があるぞ。その時きちんと選べ!まともな人をだぞ!
そしたら、問題解決。まともな人なら「総合的な判断」がきちんと出来る。
…まあ選挙の度にまともな人を選び続けなければならないから完全解決とは言えないけど。
 
2の自衛隊の危険は…これはどうしても避けられないでしょ。
中東のぐだぐだをニュースで見る度に自衛隊は大丈夫だろうかと心配になります。
今でもそうなのだから、戦闘地域に近づけば怪我や最悪死ぬことだってあるでしょう。
 
極論、自衛隊の人たちに「日本のために死んでくれ」ということもあり得るかもしれない。
自衛隊員なら納得できるかもしれませんが、自衛隊員の家族は…心中穏やかじゃないでしょう。
だから自衛隊員もしくはその関係者が「自衛隊員の軽視」と言って憲法違反を訴えるのは良い気がします。
「不利益を被る人」ですからね。裁判所がどう判断するかは解りませんが、「不利益」と捉えられても致し方ないでしょう。
 
しかし、ではだったら誰が今も苦しんでいる人たちを助ける事が出来るのでしょうか?
不毛な戦闘を少しでも早く終わらせる手伝いが出来るのはどういう人でしょうか?
誰かがしなければならないこと、その選択肢の一つに自衛隊の存在があります。
 
日本のことだけを考えたら、自衛隊のリスクが上がるので反対です。
でも、アメリカにだって人権はあります。その他の国にだって。
戦争をしないことは前提ですが、戦争が起きた時に可能な限り被害をなくすのも大事なことです。
後方支援をしてその結果戦争が終わるなら、それは重大なことです。
国際平和のことを考えたら、自衛隊の後方支援は賛成です。
 
シールズの「憲法を守れ」というのが「自衛隊を守れ」という意味なら良いんですけど。
「私たちを守れ」だったら「君らは何かしらの不利益を被ったの?」と聞きたいですね。
 
とここまでが私の所感です。
あえて、言い切る。
 
一つ、選挙に行こう!二つ、自衛隊の皆さんすみません、お願いします。
 
以上、駄文失礼しました。