パズルゲームの住人になったようだ。
ボックスコンテナを運びながら、そんな空想をした。
今の仕事をし始めて3カ月が経った。
ここ最近は新しい作業も任されるようになった。
前は油揚げを刻む機械に入れる作業のみだったが、今はそれに加えて最後の品物の状態を検品する作業をしている。
話によれば、ある程度他の仕事を覚えてもらって他の仕事の人員の調整に融通を利かせたい、とのこと。
あとオペレーターの作業を覚えれば、梱包の現場作業は一通りできるようになる。
検品作業でボックスコンテナという箱に詰めていきます。
検品作業でするとき元の台車には1箱10袋50ケースで運んでくるのですが、空のボックスコンテナに1箱20袋に移し替えて検品します。
そうすると25ケースが空になるので、トラックで持ち込まれたボックスコンテナ25ケースと合わせて、空の50ケースの台車を作って梱包作業の所まで運びます。
トラックで運ばれてくるボックスコンテナはうず高く積まれていて、作業をし易くするために取り置き用の空のボックスコンテナを50ケース作ります。
あっちにケースを運び、こっちにケースを運び、検品して、50ケース台車に乗せたらクリアー。
たまに大きさの違うボックスコンテナが紛れているから、それを外し、余分なのを退かし、検品して、50ケースを乗せてクリアー。
また、あっちに運び、こっちに運び、検品して…と繰り返していく内にふと。
カラフルなパズルを揃えて消すゲームのようだな、と考え。
パズルを運ぶ人たちは中々の重労働をしているのだな、と変な共感を覚えた訳です。
パズルゲームの住人になったようだ。
彼らの汗水流して働くから、プレイヤーは黙々とパズルを消して楽しめるのでしょう。
パズルゲームの住人に敬礼。
投稿します。