私がこの世で最も恐れていること、熱中症。
屋外だけじゃなく、室内でも発症する恐ろしい症状。
汗をだくだくとかいていると、水と塩分を一刻も早く摂取したくなる。
学生の頃、子どもと戯れるボランティア活動をしていた。
子どもと関わる中で、私は全力で遊ぼうとした。
それは、体力を振り絞りヘトヘトになるくらいに全力で。
夏になると、汗で冷却しきれない身体の熱で喉がひりつく。
乾き熱くなった身体に頭から水を被り、水を飲み、また動き始める。
何時倒れてもおかしくない、ビクビクしながら動き続けた。
未だに恐ろしくて仕方がない。
じっとしていても汗が出るし、暑い。
この時期の私の胸中は、「熱中症にならないように」が呪文のようにひしめく。
職場でタブレットが置かれるようになったが、必ず1個もらうようにしている。
とにかく、熱中症が怖過ぎて、駄目だ。
背後から幽霊が耳元で「みぃつけたぁ」と言いながら、私の頭をガシッと掴まれるより怖い。
早く、夏を過ぎ去れ。
いや、夏祭りやプールやスイカや風鈴やビールやクーラーや色々楽しみがあるから、一通り楽しんでから過ぎ去れ。
疾く疾く、暑さよ過ぎ去れ。
汗をかく度に、冷や汗が止まらない、夏の午後。
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