ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

125

昨日の昼、近くのホームセンターで買い物しに行くと、蝉が未だ鳴いていた。

9月だというのに、盛大にミンミンと鳴いていた。

名残惜しそうに聞こえるのは、朝方の冷えた空気に触れたからだろう。

 

さて、いつものようにノープランで書いている。

計画性など私は持ち合わせていない。

ただただ消えていく景色を追いかけて、追いかけていくだけだ。

 

さりとて、何かしら、体の良い記事にはしたい。

じゃじゃ馬娘が親戚の結婚式で着る「馬子にも衣装」のドレスのような体の良さが欲しい。

追いかけていく景色の中に、都合良く「体の良い」ことなど、そうそうない。

 

ふと、何処からも蝉が鳴いていないことに気付く。

今日は一日も蝉が鳴いているのを聞いていない。

当たり前に、また一つ景色が消えていく。

 

立ち現れる新しい景色も、気付いた時には消え去ろうとしている。

10年前、5年前、1年前、1月前、1週間前、昨日。

私を置いて、景色は消えていく、紅茶に沈めた角砂糖のように。

 

消えた景色はもう二度と戻って来ない。

だけど、時折、消えた景色の記憶が蘇ることがある。

思い出、消えた景色の残像を時に鮮明に、時に儚く写すこと。

 

蝉の鳴き声が聞こえない。

明日には忘れているそんな些細な出来事。

思い出の残滓に、夏を閉じ込める。

 

感傷に浸っているだけ、それだけ。

単純に、夏が終わる、それだけの話。

 

投稿します。