あ、今日は駄目だ。
まるでガチガチに閉まったイチゴジャムの瓶の蓋のように、びくともしない。
横たえたまま、何者かに急かされている、気持ちがびくともしないのに。
明るい気持ちになるように、駄洒落でも。
布団が吹っ飛んだ、万有引力に逆らって。
駄洒落を言ったのは誰じゃ?、密室殺人事件のダイニングメッセージ。
アルミ缶の上にあるミカン、そのまま半年経ってカビが生えている。
アイスを愛す、君が好きなら何でもね。
駄目だ、センスがない。
全くもってぴくりとも表情筋が動かない。
逆に落ち込んだような気がする。
いや、やはりびくともしていない。
今日は駄目だ、もう駄目だ。
駄目過ぎる、駄目駄目だ。
嗚呼、でも、「今日」は駄目じゃない。
駄目なのは私で、「今日」はいつも通り平穏だ。
平穏なことは素晴らしい。
例え、気持ちが死に絶えていても。
振り返れば、良い日だったと、言えるだろう。
ただ、今日という日を思い出すことはないだろう、とも感じる。
せめて、明るく締めよう。
平穏、万歳。
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