何者かに成ることを取っ掛かりに考える。
何者かになるには、何かに時間を費やさなければならない。
その「何か」は人によって千差万別だろうが、人生の核に当たる部分と解釈してほしい。
何かのプロフェッショナルになるには、1万時間を費やせば良いらしい。
1日は24時間、1000日で24000時間、500日で12000時間。
感覚で言えば、1年ちょっとだ。
1日の内、20時間くらい情熱を注げば、1年と135日でプロフェッショナルだ。
寝る間を削って、食事や排泄を惜しんで、20時間ひたすらに取り組み続けられるなら、何も成さない方がおかしい。
プロフェッショナルというより、狂人の類いかもしれないが。
当ブログは日によってまちまちだが、書くのに10分を費やしている。
時間に換算すると、約0.167時間。
面倒だから、0.15時間だとして。
1日で0.15時間、10日で1.5時間、100000日で15000時間。
見辛い、書き直すと、10万日で1万5千時間。
1年は閏年を除いて、365日。
10年で3650日、100年で36500日、300 年で109500日。
10分間、毎日情熱を注げば、300年後にはプロフェッショナルになる算段だ。
300年後、生きていない。
成る程、毎日歯磨きをしていても、歯磨きのプロフェッショナルにはならない訳だ。
それこそ、20時間を1年通して歯を磨いたら、プロフェッショナルに成れるかもしれないが、その前に歯が磨耗して磨く歯がなくなる予感がする。
10分では、何者にも成れない。
今の職場で10時間は働いている。
1年と135日の倍、2年と270日でプロフェッショナル入りだ。
「どんな仕事でも3年は勤めた方が良い」と言われているのは、日に10時間働くことを前提にしているのだろうか?
10時間、働いても、3年か。
現時点でも大変だが、後2年は働かなければ、何者にも成れていないことに。
寝ることで高校時代から日に10時間以上寝ているから、寝ることに関してはプロフェッショナルと言える。
むしろ、もっと寝たい、飽くなき探究心がくすぶる。
何者かに成れたかは、知らない。
逆に考えるならば。
10年で何かしらのプロフェッショナルになるとするならば。
10年は3650日、3650日で10000時間、365日で1000時間、73日で200時間、7.3日で20時間。
1週間の内、合算20時間以上で10年。
とすれば、毎日4時間か?意外と時間が取られるな…
20年なら毎日2時間、40年なら毎日1時間。
私は50歳には、ひとかどの人物に成りたいが、20年ペースで考えても、毎日2時間か…途方もない。
何者かになるにも、やはり、労力がいるようだ。
以て、戯れ言を多数書いたが、
あえて言い切る。
何者かに成るには、途方もない情熱が必要。
分かりきった結論だが、考えるに、まとめてみた。
もしかしたら、目から鱗の人もいるかもしれない。
とかく、毎日、可能な限り、人生の核に情熱を注がなくてはならない。
と、頑張らない怠け者は、絵空事のように呟くのだ。