今週のお題「ホワイトデー」
バレンタインデーがお題になったのだから、当然、予測できたお題だ。
ホワイトデー、どうも日本国特有らしい。
マシュマロをお返しにすると書いてあったのは嘘だったのか?と以前何処かで読んだ記事を思い出し、首を傾げる。
そんなホワイトデー、私が書きたいことは、1つだ。
バレンタインデーのお返しの3倍は、何を3倍にすれば良いのか?
この点を私なりに考えた。
元を辿れば、バブル期に「ホワイトデーは三倍返し!」と銘打った記事があったらしいのだが、真偽のほどは分からない。
しかし、キャッチーなコピーは民衆に広まり、何はともあれ、ホワイトデーのお返しは3倍と言うのが相場になっている。
して、その3倍を元になっているのは何なのか?
チョコレートに込められた、「あなたが好き」という気持ちだろうか?
その好きが「世界中で1番好き」だったら、地球1個分の好きの3倍、地球3個分の好きをホワイトデーに伝えれば良いのか?
質量が重くなり過ぎた結果、ブラックホールができて、相手も自分も押し潰されやしないか?
「宇宙で1番好き」だったら、宇宙3個分、最早神の領域に足を踏み入れなくては返すことさえできない。
チョコレートにかかった費用だろうか?
確かに、チョコレートの材料費だけでなく、女の子が作ったために発生したであろう人件費や電気代、水道代、本命チョコでなら付加価値も付けて、チョコレート単体が手作りによって、3倍の値段になっても良いかもしれない。
しかし、「人件費込みでこれくらいの値段になるから、同等の費用でお返しを求む」など、ちょっと情緒に欠けて、愛が冷めてしまいそうだ。
それに、本命チョコに手間暇かけた女性に対して、店でチョコレートの3倍の商品を買っただけで済ますのは、不等価ではないか?
チョコレートをもらった男性の誠意だろうか?
チョコレートをもらったのだから、3倍の誠意を見せれば良いと言う女性もいるだろう。
しかし、「3倍の誠意」とは何だろうか?
女性のさじ加減で「誠意」の有無など変わってしまう。
「全然、誠意が見えない」と3倍、5倍、10倍と青天井に加算されていけば、不条理だ。
求めるばかりだと、男性が他の女性に靡いてしまう危険さえある。
なら、何を3倍にしてホワイトデーのお返しにすれば良いのか?
私は、提案する。
ホワイトデーのお返しは、本命チョコに費やされた「時間」を3倍にして返そう。
本命チョコを作るのにどの程度の時間が要するのか。
想像するに、半日あれば、できるだろう。
半日の3倍、1日と半日の時間を男性側は用意すれば良い。
即ち、半日かけて女性の思い描く理想のデートをリサーチして、1日かけて最高のデートを演出すれば良いのだ。
これで、本命チョコに費やされた時間の3倍を返したことになる。
失敗するかもしれないが、彼女のために立てたプランだ、男性側は胸を張って挑んで欲しい。
半日の使い方を女性と共にデートの計画をする、という方法もある。
気持ちの3倍、というよりも時間の3倍とする辺りの分かり易さも、この提案のセールスポイントだ。
女性側も好きな男性とあれやこれやと一緒に過ごした方が良いと考えるに違いない、多分。
昨日は喜んだ女性、落ち込んだ女性もいるかもしれない。
ただ、お返しを貰えなかったとしてもどうか許して欲しい。
地球1個分の質量を受け止めた男性の、適当にできない、真剣さがきっとあるはずだから。
単純にお返しが面倒だと言った奴は処して良い。
忘れてた奴も同罪で良い。
そういう所も好きなら、やはり許して欲しい。
来年も同じお題だろうから、来年も強く主張する。