ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

317

やけに今夜は冷える。

風が吹く度、指先がぴりりとする。

骨が軋むほどに凍えて、身を小さくする。

 

目が冴えるから、呆けた頭には丁度良い。

しかし、手の感覚がどんどん消えてなくなっていくのは困る。

このままでは、手の感覚どころか、手が消えてしまいそうだ。

 

身体が冷えると、心まで冷えていく錯覚する。

錯覚なのか?と誰かが囁く。

錯覚さ、元より私の心は冷たいのだから。

 

何を以て、「私の心は冷たい」と断じるか?

未だ仮説の段階だが、人の温かさ、社会の有り難さを感じるから。

心が温かいなら、人の温かさや社会の有り難さと同じ温度なのだから、むしろ人の冷たさや社会の理不尽さに敏感になるはずだ。

 

いや、正確には、人の冷たさや社会の理不尽さはあるだろうが、あまり実感が湧かない。

同時に、人の温かさや社会の有り難さは、一般ではない予感がする。

心が冷たいのかも怪しい。

 

そも、人に心は存在するのか?

脳が作り出した蜃気楼で、辿り着いても何もないのではないか?

こう考える私は「心が冷たい」より、「心が無い」のかもしれない。

 

無いなら無いで、それで構わない。

吹きすさぶ冷気が留まらないから、悪いことばかりじゃない。

いや、留まらなかった冷気は手の感覚を消しているから、やはり悪いか。

 

やけに今夜は冷える。

誰でも良いから温めて欲しい。

錯覚でも良いから。

 

ぶるぶる震えながら、投稿する。