頭がクルクルパーな私は相変わらずよく分からない行動をする。
ヒヨコがピヨピヨと鳴いて向かった先は、佐久市のコワーキングスペース「iitoko」だ。
「何が起こるかわからないけど、とりあえず集まって、その場の流れで何かやる交流会」なるイベントに参加した。
15時頃、うだうだと過ごしていたら、上記のイベントを見つけ、(おや、どんなイベントだろうか?)と気になったので、情報ページを開く。
すると、どうやらかなりの見切り発車、「何が起こるかか分からない」に強烈に惹かれる。
ドラクエのパルプンテを受けたように、18時30分頃、佐久市に着いた。
とは言っても、集まるのはきっと大人、それほど弾けた人は来ないだろう。
私のような常時状態異常な人間は少数だ。
何となく、浮くかもな、といつもの諦めの儀式を車内で済まし、乗り込んだ。
しかし、蓋を開けてみれば、かなりの個性派揃いが集うことに。
何か私と同じくらいテンションが高く相槌を打つ人(ここに来る前に11kmのマラソンをしたそうだ)や。
AKBのファンで、帰り際にはCD(アルバムや新譜も含め)を無料で配布する人や。
住処を転々としている上に、会員制のキャバレー運営やら何やら仕事も転々とする謎の老人や。
サービスセンターに繋がらないから、繋がるまで居た人や。
落ち着いた雰囲気でありながら、場の雰囲気にも呑まれない胆力がある女性や。
この企画を計画した、恐らく、集まったメンバーの中では一番まともな人や。
その中に1時間半かけて安曇野から「面白そうだから来た」という、私が入って…
話す内容も実に下らない、それを2時間話した。
どう下らないかと言えば、佐久市を舞台にしたRPGのストーリーを考える、小学生男子のような話をした訳だ。
馬鹿笑いを連発した。
最後辺りで関西の人がよく使う慣用句(?)が思わず口から溢れ出た。
「個性が渋滞を起こしている」
いや、本当に、素晴らしくエキサイティングな会であった。
次回もあるなら、是非、参加したい。
今度は、ちょっと、企画っぽいのも放り込みたい(できればだが)。
あー、こういう馬鹿な大人がもっと増えれば世の中も生き易いだろうに。
というより、もっと増えても良い。
「正しさ」に執着することが、必ずしも正しいとは限らないことを知る私としては、切に願う。
「正しさ」と「馬鹿らしさ」が釣り合うように、明日も躓きつつ、行く。