暗い夜道に自動販売機が煌々と輝く。 誘蛾灯に引き寄せられる羽虫のように、目が自然と自動販売機を見てしまう。 何もないから、自動販売機がより目立つ。 この町には何もない。 山間の村に比べれば、まだマシなのかもしれない。 それでも、この町には何もな…
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