昨日の帰りに先輩に呼び止められた。
「サニテーションを書いて」
果て、サニテーション?と動きを止めた私に一枚の書類をぴらり。
項目を見ると、機械の名前と清掃内容がずらり。
どうやら、清掃をした確認表のサイン欄に私の名前を記載してほしいよう。
項目の一つに、確かに私が担当した機械があり、成る程と納得しながらサインをする。
先輩は、「帰る前にちゃんと書いて」とぴしゃり。
あはは、と笑いながらうっかり帰る所であったことにひやり。
次回は、忘れないようにしようと決意。
それにしてもサニテーション、耳慣れない言葉だ。
横文字自体、そんなに得意ではない。
気になったので、ちゃっちゃと調べた。
サニテーションとは、店舗内の衛生面を清潔にするための、殺菌作業や洗浄作業などを意味します。
食品工場だから、サニテーションは重要だろう。
と考えて、先輩の言葉を思い出す。
「サニテーションを書いて」
サニテーションは、衛生面における殺菌、洗浄業務全般を指す言葉だ。
書いてほしいのは、その業務をしたことの書類のサインだ。
なので、正確に言えば、「サニテーションをしたので、担当をした人は、この書類に書いて」だ。
「サニテーションを書いて」は言葉が足りないのだ。
しかし、色々と省いているが、「サニテーションを書いて」で大体のことは伝わる。
実際、先輩と他の人の会話で「サニテーション書いた?」、「今から書くよ」と何の問題なくやりとりできている。
「サニテーションを書いて」
きちんとした意味で言えば、微妙に違うのだが、やりとりする分には十分に伝える。
言葉の使い勝手の良さに、サニテーション。
投稿します。