仕事で怒られて、凹んだ。
120%、私が悪いので、落ち込んだ。
大魔人と言われた佐々木主浩氏のフォークボールのように、落ちた。
枯れ葉が風に吹かれて、真っ逆さまに地面へいくように、落ちた。
悲しいかな、落ち込んでいても、仕事はなくならない。
凹んでも、怒った相手と話をしなければならない。
消え入りたいと考えながら、黙々と仕事を終わらす。
どうして私は、普通の人間が持ち合わせるものが欠けているのか?
どうして私は、普通の人間がこなせることができないのか?
嗚呼、もう、消えてしまいたい…
そんな気分のまま、帰宅後、一眠り。
用事があるので早めに起きて、隙間時間に漫画「おおきく振りかぶって」を読む。
すると、メンタルトレーニングについて書かれていた。
メンタルは科学的に鍛えられるそうだ。
そして、ネガティブ思考はポジティブな行動を繰り返すことで、ポジティブ思考になるそうだ。
衝撃、私の脳髄へ。
いや、メンタルトレーニングは知っていた。
ただ、ポジティブ思考になろうの謳い文句が受け付けられなかった。
ネガティブ思考であることに偏愛している。
ただ、読むと、「技」や「体」は日々、鍛えるのに、「心」は鍛えていない。
「心」を鍛えていないのに、いきなり本番で実力を発揮しろ、という。
それで、結果を出さなければ、「プレッシャーに弱い」、「気合いが足りない」と言われる。
しかし、「心」を鍛えていないのだから、実力を発揮できないのは当然だ、と。
「おおきく振りかぶって」はかなり緻密に理論立てて、具体した練習方法を描いている。
子どもに野球を教えたい人は、かなり参考になるのではないか?
大変分かりやすく、一読後、豆腐メンタルの私は、メンタルトレーニングの認識を改めることにした。
なるほど、顔を上げる、しっかり挨拶するなどの積み重ねがポジティブにするのか…
確かに、私はある意味で望んでネガティブになろうとしている。
しかし、場合によりけり、時にはポジティブにならなければならない場面もあるだろう。
存外、そうした自分の振る舞いを正すのは、何処かしら必要なのかもしれない。
せめて、人と関わる一瞬は、ポジティブであろう。
悔い改めて、省みる、私の振る舞い。
つまり、落ち込んでいても、仕方ない。
反省して、次に活かすしか道はない。
とにかく、顔だけは上げていこう。
漫画を読んで、少し元気にもなった。
今日も一先ず、仕事をする。
投稿します。