ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

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ぬかるみを踏んで右足が沈んだ。

一瞬、姿勢が崩れるが、慌てず、左足をアスファルトに着地させる。

沈んでいた右足は宙に浮き、何事もなかったかのように左足の前に行く。

 

昨日から降り続く小雨が、剥き出しの土を水分を多く含んだ泥にした。

しとしとと傘を差すほどではなかった。

まさか、ピサの斜塔くらい身体が傾くほどのぬかるみだとは、考えなかった。

 

雨が避けられる所で、右足を確認する。

ほんの爪先に、申し訳なさそうに砂利の混ざった泥が乗っているだけだった。

あれだけ沈んだのに、右足は何ともなかった。

ひとえに、左足の機転のお陰なのだが、右足はその事を分かっているだろうか?

 

帰りの道で、きっと見る。

ぬかるみに残った右足の跡を。

その時、右足はどんな顔をするのか、今から期待する。