雪道を走っていて、ガクンと自動車が傾いた。
何だ?と考えている間に、ゆっくりと傾き続け、ドシャと着地した。
視界は180度変わっていて、これはどうやら畑にでも落ちたのか?と考えながら、外に出る。
案の定、畑の中で自動車が仰向けに寝ていた。
畑に降り積もった雪のお陰か、へしゃげたような感じもない。
自動車を押して元に戻そうと試みた。
すると、関取5人分はあろう自動車が音もなく元に戻った。
押した時にぐらついたので、下に何か支点になったものがあったかもしれない。
そのまま自動車に乗って、道に戻った。
道には、途中まで真っ直ぐ走っていたのに、畑に向かって90度に曲がっている自動車のタイヤ跡があった。
そう言えば、少しうつらうつらとしていた気がする。
居眠り運転をしてしまったかもしれない、と自戒しながら運転し始めた。
という夢を見た。
通りで落ちた衝撃が感じなかったり、ドアからすんなり出れたりした訳か。
考えれば、自動車を自力でひっくり返せないことにも気付く。
90度に曲がった道は妙に俯瞰した視点だったのも、夢故にか。
夢で良かった。
次からは居眠りは止めよう。