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このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

376(オープンマイク、三題話)

昨日の夜、オープンマイクで舞台に立った。

その時、私がしたのは「三題話」だ。

落語が好きな人なら、ピンと来るかもしれない。

 

「三題話」とは、お客さんからお題となる3つの単語を頂いて、その3つの単語を組み合わせて1つの物語を作る即興話だ。

何でそれをやろうかと考えたかと言えば、11年前に友達と遊びで作ったお題の入ったくじ袋がひょっこり出てきたから。

11年前に適当に書いた単語なので、勿論、何を書いたのかはさっぱり覚えていない。

 

その事を説明して、来てくれた人たちにくじを引いてもらい、その3つの単語で物語を作った。

私の喋りは今一つだったが、まあまあ驚かれたようなので、良しとする。

ただ、即興で物語を作るくらいなら、普段から妄想している人なら楽勝だろう、と考えていたから、驚かれたことに驚いている私もいる。

 

折角なので、その時話した物語を書く。

2回やったので、2つの物語となる。

文章にする上で、私の喋りの拙さはなかったことにする。

 

(途中で投稿する予定なので、物語が中断していたら、色々と諦めてほしい)

(追記後の完成形が読みたい方は、明日の昼12時過ぎにもう一度訪れて頂けると、嬉しい)

 

 

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1、[お題:ブタ、ゴルフ、口]

 

朝4時、かなり早いこの時間帯に、ゴルフ場へと向かう。

今日は上司とゴルフをする、所謂、接待だ。

何でこんな早くから移動せねばならんのだ、という言葉は、欠伸と共に飲み込んだ。

 

待ち合わせ場所のゴルフ場手前の駐車場に着くと、上司がいる。

どっと冷や汗が出る。

すっ転びそうになりながら、慌てて上司の元へ走る。

 

「済みません!遅れました!」とすかさず頭を下げる。

「…まあ、良い」と一言言ったっきり、上司は黙って受付へ行く。

いや、良くないじゃん!完全に怒ってるんじゃん!と内心、絶叫する。

 

終始無言のまま、1番ホールに来る。

上司に顎で促され、恐々としながら、ティーを刺す。

実を言えば、ゴルフをするのはこれが初めてで、ルールもろくに分かっていない。

 

兎に角、ボールを打って、穴に入れれば良いのだろう?

ドライバーを構え、えいや!と打った。

打たれたボールは、見事、グリーンに乗る。

 

…接待は下手に打たなければならないのではなかっただろうか?

上司の顔は見ない、怖くて見れない。

パターを構え、えいや!と打ったボールは、ことんと穴に一発で入った。

 

どうやら、ゴルフの才能があったようで、その後もするすると難なく進む。

6番ホール辺りで上司の顔を見る、見てしまった。

上司の顔は茹で上がり、真っ赤になっていた。

 

そうこうしている内に最終18番ホールまで来てしまった。

ドライバーを構え、考える。

どうしたら良い?何が正解だ?

 

構えたまま、前をちらっと見る。

怒った上司がいる。

そして、ブタがいる。

 

…ブタ?え?ブタ??

ここはゴルフ場だ、養豚場ではない。

しかし、ピンク色の、しっぽがくるんと丸まった、ブタがいる。

 

ここで、「そこにブタがいます」と言うのは、どうだろうか?

いや、上司の顔を良く見ろ!

どう見ても、爆発寸前ではないか?!

 

それに、「そこにブタがいます」という方向も考えろ。

ブタの前に上司がいる。

私が指差すブタの前にいる上司は、「ブタ」が誰のことを指していると考える?

 

辞表どころか、裁判沙汰になる!

いや、いやいや、しかし、ブタを無視しろと?

…無理だ!だって、そこにブタがいるのに?!

 

「…まだかね」と低く感情を抑えたような声音で上司が睨め付けてくる。

しかし、ブタが、しかし、え、いやもう打たなくちゃ!

えいや!と打ったボールは…見事にピン横に付けるスーパープレーに。

 

「君ぃ!」と突然、怒声を上げる上司。

堪らず、「いや、でも、ブタがですね!」と言う。

「誰がブタだ!」とカッとなった上司は私に向かってボールを投げる。

 

ひゃー、と頭を抱えて避ける。

怒りに任せて飛んできたボールは木に跳ね返って、てんてんとブタの足下へ。

ブタはしばしボールを見つめ、口に咥えると、さっさかと何処かへ行ってしまった。

 

2、[お題:サッカー、LOVE、足の裏]

 

今日は彼女を私の自宅に招き入れ、家デートをしている。

昨日の夜の内にまとめて片付けて小綺麗になったリビングで、同じソファーに座りながら、談笑している。

今日の家デートでは、サッカー観戦が目的であり、丁度、試合が始まろうとしている所だった。

 

彼女はサッカー好きであり、贔屓の選手がスタメンにいることを事前に知っていた彼女は、いつもより多めにボディタッチしてくる。

軽くあしらいつつも、顔はニヤけてしまう。

本音を言えば、もっとLOVELOVEした感じで過ごしたい、具体的には言わないが。

 

彼女はソファーの上であぐらをかいている。

夏場蒸れるからと言って、彼女は素足である。

お陰で気が気でない、何故なら、私は足の裏フェチなのだ。

 

綺麗な女性が、黒ずんだ足の裏だったとき、大変、興奮する。

そんな足の裏フェチの私に、彼女は事もあろうに素足で隣に座っているのだ。

彼女の視線はテレビに釘付けだが、私の視線は見えそうで見えない彼女の足の裏に釘付けだ。

 

と、テレビの実況が力強くなり、「ゴーッル!!」と叫んだ。

どうやら、彼女が贔屓にしている選手がゴールを決めたようだ。

彼女は、「やったー!」と喜び、足をぐっと前に突き出した。

 

その、足を突き出すまでのモーションの最中、ばっちりと見えた。

彼女の足の裏は、そこそこ黒ずんでいた。

嗚呼、もっとLOVELOVEしたい、具体的には言わないが。

 

3、取り敢えず、ここまで。

 

考えていたよりも物語は作れそうなので、語りの部分をもっと丁寧に喋りたい。

実際には、ここに書いた半分の量ぐらいしか喋れていない。

ただ、大体の流れは同じだ。

 

今後もオーブンマイクに出る予定だが、この「三題話」はもう少し続けてみようと考える。

話しのネタが思い付き易いし、もうちょっと工夫できそうな気がするからだ。

次回は、1回でなるべくじっくり喋ってみたい。

 

また、「これで1本、話しを書いてみて」とリクエストがあれば、コメントして頂ければ。

書き上げられるかは別問題だが、さくさくと書いてみる。

…そう言えば、放置している話しが幾つかあるな……発掘もしなければならないだろうな…

 

何はともあれ、これで良し。