明日に備えて眠る。
明日は日勤だ。
日勤になるのは、1年と半年振りだ。
有り体に言えば、不安しかない。
やることは同じ、と上役や同僚は口を揃えて言う。
しかし、夜の生活で慣れ親しんだ私には上滑りして響かない。
日勤の人と顔を付き合わすのも不安だ。
初対面の人といきなり仕事を組むこともあるだろう。
その人にどう付き合えば良いのか、心配だ。
夜仕様になっている私の身体がどうなるかも心配だ。
日中、起きてはいられるだろうが、休みと違って仕事でのストレスもかかる。
何か異変が起きるかもしれない、心配だ。
日中での仕事が何をするのかも、よく分からない部分もある。
仕事をする場所は同じだが、書く書類や仕事の様子が同じとは到底考えられない。
細かい部分で失敗を重ねそうで、心配だ。
心配が尽きない、無尽蔵に出てくる。
初めて1人で新宿駅に降り立ったような、心配の尽きなさだ。
定時15分前だが居残った方が良いのか、それとも仕事を上がって良いのか、聞くに聞けない新人のような、心配の尽きなさだ。
心配だ、不安だ、嫌になる。
しかし、そうは言っても明日は迎える。
明日はどうしたって明日が来るのだ。
明日に備えて眠る。
心配が膨れ上がり私の胸を押し広げ、心臓を潰しながら、眠る。
1年と半年振り、ぎゅっと目を瞑って備える。
果てしない不安の中、投稿する。