忙しい人は何時う◯こをするのだろうか?
お手洗い室の個室のトイレでうずくまりながら、そんなことを考えた。
この腹の下りを何時治めているのだろうか?
終わりの見えない仕事に忙殺されている最中、ぎゅるるとお腹が痛んだ。
括約筋がきゅうっと緊まり、怒号を響かせて下ってきたう◯こを塞き止めようとしていた。
幾許かは持ち堪えよう、しかし、それも時間の問題だ。
なるべく早い段階で仕事を区切り、急いで一番近いお手洗い室へ駆け込んだ。
パンツを下ろす間にも、う◯こは今か今かと飛び出してきそうだ。
すわっと座り込み勢い良く出し、一息を吐いた。
念のためにトランクスの裏側を見て、漏れ出ていないか確認した。
幸い、彼の茶色い液状の物もなかった。
腹はぎゅるぎゅると痛むが、座り込む前に比べれば断然に楽になった。
ふと、仕事に追われている人は何時う◯こをしているのか、疑問に感じた。
生きていく上で食事を摂り、食事を摂れば消化され、栄養を絞られ不要となった物体であるう◯こを出す。
生理現象である排泄をしないなど不可能だ。
私の仕事は本社から発注してきた量を生産する。
その発注された量を直ぐに片付けられれば良いが、人数不足や機械トラブルなどで遅れが出る場合は多々ある。
遅れを取り戻すには時間を削るしかなく、最も削られ易いトイレの休憩時間が減る。
全く問題ない時もあれば、日に何度も行きたくなる日もある。
お◯っこは水分量の調整である程度のコントロールはできる。
しかし、う◯この奇襲は予想できない。
仕事に忙殺されている時は、トイレに行くのさえ憚れる。
私でさえそう感じるのだから、分単位で生きている人にはもっと切迫しているかもしれない。
それとも、エリートはう◯こさえコントロールできているのだろうか?
ビル・ゲイツ氏も、スティーブ・ジョブズ氏も、マーク・ザッカーバーグ氏も、う◯こをしているはずなのだ。
習近平国家主席も、安倍晋三内閣総理大臣も、ドナルド・トランプ大統領も、う◯こをしているはずなのだ。
皆、猫の手も借りたいほどに凄まじく忙しい人たちだが、必ず、う◯こをしているはずなのだ。
一体、何時、う◯こをしているのだろうか?
そして、今日の私のように、急な腹痛が来た場合はどうするのだろうか?
演説や講演をしている最中に、「ちょっと席を外させてください」と一言断りを入れるのだろうか?
忙しい人は何時う◯こをしているだろうか?
私はできるときに、できるだけ出すようにしている。
さもなければ、悲惨なことに成りかねない。
う◯こについて真面目に考えながら、投稿する。