奥歯に物が挟まっている。
鏡で見れば、白い食べ滓がある。
歯ブラシで歯茎ごと丁寧に磨くと、奥歯の物は取れる。
よく食べ物が歯に挟まるようになった。
外食では、机に備え付けの爪楊枝を利用するようになった。
左手で口元を隠しながら、右手で不器用ながらこそぎ取っている。
よく文句を言われる。
やれ綺麗に掃除をしていない、やれ十分な休憩時間の時間を取れ、などなど。
重箱の隅を突かれている、気がするのは私の至らなさの言い訳だろうか?
奥歯に物が挟まって上手く言えない。
爪楊枝で綺麗にこそぎ取りたいが、果たして届くだろうか?
やれ、ぶつくさと文句も丁寧に聞くしか、奥歯の物は取れないのかもしれない。
目下、項垂れながら、然りとて、投稿する。