良い本を買った。
しみじみと読む。
何となく、買った本のことでも書く。
「事情を知らない転校生がグイグイくる。」
「死神」と呼ばれ、クラスメイトにからかわれる西村さん。
そこに事情を知らない転校生の高田くんは、「なんてかっこいいあだ名なんだ!」とグイグイ距離を縮めていく。
裏表紙の「無知で、素直は、最強だ。」がすべてを語っている。
もう、高田くんの無双っぷりが凄い。
将来、天然たらしになりそう(オイ)。
高田くんの姉も素直だし、日野くんも良い奴で癒される。
2回読んだ。
こういうハートフルなの好き。
2巻が今から楽しみだ。
「DEATH 「死」とは何か」
表題が気になったので、最初の序文をちょっと覗いた。
そこにはこう書かれていた。
(前略)
本書では、死の本質について考え始めたときに湧き起こってくる哲学的な疑問の数々を検討することになる。
たとえば、「私たちは死んだらどうなるのか」といった疑問だ。
とはいえ、じつはその疑問に立ち向かうためには、真っ先に次のような疑問について考える必要がある。
私たちは何者なのか?
人間とはどのような存在なのか?
そして、とくに重要なのが、私たちには魂があるのか、という疑問だ。
はい、これは買うしかない、と即座に腕に抱え、レジへ行った。
帰宅後、ではではと読み始めた。
すると、以下の記述が出た。
(中略)
以上がこれから取り組むことだ。
これに関連した哲学の専門用語に馴染みのある人ならば、おおまかに言って、本書の前半は形而上学、後半は価値論と見ることができる
(訳注:紙幅の都合上、日本語版は、前半の形而上学のほとんどを割愛している詳細は24ページの「日本の読者のみなさんへ」を参照)。
ふ、ざ、け、ん、なッ!
私はむしろ前半の形而上学の部分が読みたかったんだよッ!!
魂のあるなしについての理詰めの展開が読みたかったんだってッ!!!
えー、もう、何それ…
まあ、でも、「私」の境目を追求している私としては、価値論も普通に興味津々だけどさ…
久方ぶりに口語文で怒りを書く位にはガッカリしたのは否めない。
取り敢えず、本書の10分の1程度は読み進めた。
普通に面白いから私の怒りのやり場がなくなって困る。
仕方ない、一旦落ち着いて、しばらくは付き合おうか。
良い本を買った。
私にとって、良い本を買った。
しばらく、この2冊で夜を味わう。