年が明けてもう6日が経った。
窓のない工場の中で、年末年始も働いているとあまり有り難みが感じ難くなる。
いや、年明けの有り難みを感じないのは、私の感度が鈍くなっているだけの話か。
最近はコンビニエンスストアーで買った書籍を読んでいる。
齋藤孝著「発想力 あなたの発想力を豊かにする29のヒント」である。
正直、微妙な本を買ってしまったと後悔の念が50ccくらいある。
タイトルに惹かれて買ってしまったのだ。
「発想力」、私に必要な力で、その一助に成ったら良いな、と考えた。
しかし、実際は「週間文春」に連載されていた文章をまとめた本で、私の期待していた内容ではなかった。
タイトルに注意深く考えれば分かったことでもある。
「29の方法」ではなくて、「29のヒント」と副題にある。
つまりは、発想力の身に着け方ではなくて、本に書かれた文章が刺激になって何かインスピレーション、発想してという方向の本なのだから。
では内容は詰まらなかったのか、となるとそう言う訳でもない。
一つ一つが完結しているので区切って読み易いし、中々に面白い考えが書いてある。
やはり、超高速回転している頭の人は発想も図抜けている。
中には今一つ腑に落ちない内容の話しもあるが、多少の為にはなった。
恐らく、読み切ったら古本屋に売る運命になるだろうが、それまでは枕元に置いておく。
私の発想力が明日にでも飛躍する夢でも見たい。
ただ、一つだけ、お断りしておこう。
「ネガティブな意見を言っている暇があったらアイディアを出そう」
済まない、ネガティブな意見は言わせて欲しい、切実に。
前のめりに後ろ向き、当ブログの姿勢のままに、もっと良い何かを考える。