ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

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朝闇の中、家路に着いた。

路肩には雪がどかりと寄せられていた。

まだこれから寒くなるのかと、首を縮めて怯えた。

 

ふと、玄関先にあった緑色の如雨露の中を覗いた。

薄氷が張ってあった。

透明なのにうっすらと光の反射して、自己主張していた。

 

意味もなく、指で推してみた。

パキッ、と音は氷の割れる音か、プラスチックの如雨露の軋む音か。

底に振動で揺れる自己主張が強い透明な水があった。

 

ただの氷にただの水の癖に我が強くて嫌になった。

あの透明な剣幕を朝の中に押し留めてしまおう。

不透明な私は、何も主張せずにその場を離れた。

 

意地悪な性根を発露する、不透明な上に自己主張の強い私だ。