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絵から作者の意図を読み取ることに挑戦してみた。

矢継ぎ早にTwitterで企画提案した。

長期に計画を立てるのは下手だが、短期に企画を考えるのは得意だ。

今回、企画したのは、「絵から読み取れ」という企画だ。

 

・提示されたテーマで1枚絵を描く。

・参加者は自分の絵以外から1枚選び、読み取る。

・読み取ったことを文章にする。

・答え合わせをする。

 

大まかな流れは上記の通りだ。

絵にするのも意外と発見があるが、読み取るのも難しかった。

今回は、安納かるさんの絵を私が読み取ったものを記事にした。

 

絵から作者の意図を読み取ることに挑戦してみた。

 

続きより、本文である。

 

 

テーマ「私が今、知りたいこと」


f:id:uenokoeda:20190207222043j:image

 

1枚の絵から何が分かるのだろうか?

絵の作者の意図は何であるのか?

何を伝えたいのか、何処まで汲み取れるのか、考えてみる。

 

まず、神社であろう。

大きい会館の玄関、ショーウィンドーの可能性もある。

しかし、神社の可能性が最も高い。

 

中央の人物の前にある四角い箱のようなものは、お賽銭箱であろう。

人物を挟むようにしてある2本の柱は、恐らく、鳥居であろう。

その他、提灯や日本家屋を彷彿とさせる建物が神社のように見える。

 

仮に、これが神社だとするならば、中央の人物はお参りをしていることになる。

中央の人物は真っ直ぐ立っており、背中が描かれている。

よく見れば、肘が身体の外側に張っていて同じ高さである点から、手を合わせていると推察でき、やはりお参りをしていると見て間違いない。

 

この絵のテーマは「私が今、知りたいこと」で描いてもらっている。

つまり、この絵には、「今、知りたいこと」が描き込まれている、と見て良いだろう。

そうすると、絵の構図が気になってきた。

 

人物の表情ではなく、背後から描いているので、願い事や悩みについてではないだろう。

しかし、神社そのものについて知りたい、と言う訳ではないだろう。

神社そのものを知りたいのであれば、鳥居を描いた方がより神社感が出るからだ。

 

更に中央にわざわざ参拝者を描いている点から、絵の作者が知りたい事は、「神社の参拝について」と考えた。

しかし、少し待て、と自分に自問し直した。

神社での参拝が知りたい、と言うのは何か違和感がある。

 

神社での参拝のやり方は意外と書いてある場合が多いのだ。

二礼二拍手一礼と可愛らしい絵柄で描かれた看板が置かれている場合がある。

また、その程度の情報は調べればすぐに分かることだ。

 

もう少し、踏み込んだことが知りたいのではないのだろうか?

「神社の歴史、文化について」が知りたいのではないのだろうか?

自信はない、がそう結論付ける。

 

さて、私が神社について知っていることを以て、絵の作者の知りたいへの答えとしよう。

私が住んでいる地域は長野県安曇野市穂高であるが、この「穂高」は駅から徒歩3分の「穂高神社」が由来なのだ。

この穂高神社には「穂高見命(ホタカミノミコト)」が祀られている。

 

この穂高見命は海神(ワタツミ)の神様だ。

山深き長野県の直中で祀られているのが海にまつわる神様なのだ。

どうして海の神様かと言えば、安曇族という民族が海を渡ってこの地へと来た、とのことだ。

 

場所は九州から船に乗って来た、と言われているが、真相のほどは定かではない。

ただ、穂高神社では「お船祭り」という船を模した神輿に人形を乗せてぶつける祭りがある。

そして、福岡県の櫛田神社には、船に模した神輿に豪勢に人形を飾り付けているのが展示されていた。

 

1枚の絵から何が分かるのだろうか?

絵の作者の意図は何であるのか?

真相は藪の中だが、遠からずではないだろうか。

 

中々に読み取るのも難しい、そう感じる2月7日の夜の一時かな。

 

追記。

答え合わせ。

 

一言で言うと、

今年は金運が付くかどうか知りたい。

でした。

(中略)
実は毎日のように神社に通ってまして、金運UPをお願いしてるのです。そんな感じのことを思いながら描いてみましたが……間違えた感モリモリです。

 

安納かる

 

 

金運、だと!?

ぐぅ、読み取れなかった…!

何のための参拝か、の視点でも考えるべきだったか?

 

やはり、読み取るのは難しい。