ネガティブ方向にポジティブ!

このブログは詰まらないことを延々と書いているブログです。

595

今日は仕事終わりに人と会う約束をしていた。

いそいそと向かっている時にメッセンジャーが届いた。

お会いする予定だった人が、仕事で来れなくなった旨が書かれていた。

 

ドタキャンに遭遇した。

中々にレアな経験だ。

ここ最近に人と関わることが増えたからできたことだろう。

 

さて、とは言え、暇になった。

仕方ないので、回転寿司屋で腹を満たした。

馬肉の寿司が回ってきたので、今回はとても良い日だ。

 

回転寿司屋での帰り路、タクシーの後ろに付いた。

どれ、このタクシーでも記事にしてやろうか、と考えた。

しかし、特にタクシーについて考えつくのは、2つだけだ。

 

1つ目は犯人を乗せたタクシーだ。

その後ろを刑事やら探偵やらが別のタクシーを捕まえて、「あの前のタクシーを追いかけてっ!」と急かすのだ。

追いつ追われつのスリリングな展開が繰り広げられる、サスペンスドラマを思い浮かべた。

 

2つ目は幽霊を乗せたタクシーだ。

顔がよく見えない不気味な乗客は、実は幽霊だった。

その幽霊に誘われていくのはあの世へと続く道、というホラーを妄想する。

 

果たして、正解はどちらだろうか?

犯人だろうか?

幽霊だろうか?

 

交差点で右折ラインにタクシーが入った。

私は左折直進ラインに滑り込む。

何となく、右側が向けない。

 

妙な圧迫感を感じる。

隣には犯人がいるのだろうか?

隣には幽霊がいるのだろうか?

 

ええい、ままよ、どうにでもなれ!

と恐る恐る、ちらっと見た。

タクシーには、助手席にも後部座席にも誰も乗っていなかった。

 

信号機が青になった。

タクシーは右折した。

私の自動車は左折した。

 

ただ、タクシーに遭遇した。

珍しくもない。

それでも、奇妙な体験をした気がした。

 

今晩は何か変な夜であった。

明日には、すっかり忘れていそうな、小さな出来事だ。

それでも、何か変な夜であった。

 

奇妙な気分にきっと私は。