今日、「蜜蜂と遠雷」を観て来た。
その感想をだらっと書く。
ネタバレになるかもしれないから、本文は隠す。
原作未読。
雨の描写が多かった。
黒い馬が疾走していた。
栄伝亜夜が主軸に描かれていた。
シーンを細かく区切って繋いでいる印象だった。
ピアノに映る過去の母と子どもの頃の自分が良かった。
画の見せ方が映像的だなとも感じた。
「春と修羅」が読みたくなった。
国際コンクールの国際感が薄い気がする。
7年間のブランクであんなに弾けるものなのか、何故、7年目でコンクールに挑もうと決心したのか、分からない。
風間塵との連弾は良かったが、急な気がしてならない。
何時の間にか、風間、栄伝、明石、マサルが仲良く浜辺を歩いていて疑問。
大分端折っているのだろう、と感じた。
役者の表情を追うような撮り方が特徴だったかもしれない。
「遠雷」要素は上手に拾えていたし、ラストのシーンは好き。
蜜蜂要素は藁帽子だけ。
感覚的な映画だと感じる。
詰まらなくはないが、面白い、とは言い難い、そんな映画だ。
最悪とも言えないが、最高とも違う気がする。
普通、普通の映画だ。
役者の演技が良いので、このスッキリしない感じは別にあるのだろう。
以上、私の所感だ。