昨日の夢の話だが、あれは真っ赤な嘘だ。
そんな夢を見ていない。
と、私が書いたら信じてくれるだろうか?
一度、嘘を吐いたのに、同じ口で信じろという。
薄っぺらさがこういう所に現れる。
黙っていれば、気付かれようもない嘘だ。
いや、察しの良い人なら気付くか?
そうすると私の告白は逆に心証が良いのか?
いや、嘘吐きであることには変わりないから、良くはならないか。
出来心と言えば良いか?
嘘吐きの出来心、それさえ嘘だろう。
いっそトリックスターにでも成れたらスマートなのに。
自己保身、自己矛盾、自己破綻。
何度も繰り返して、嘘に嘘がへばりつく。
私は私の言葉に懐疑している。
自己保身、自己矛盾、自己破綻。
このサイクルに終わりがあるのか?
自己主張、自己中心、自己嫌悪。
このサイクルに果てはあるのか?
ぐるぐるくるくる回るは昨日の嘘の夢か。
てんてけてん、終わりがないのが終わりの始まりさ。