2020-05-15 1007 意味のない数字 AKB48のアルバムを聞きながら、帰途する。 ゆるゆると20km/hで進む。 日は山に隠れて、斑模様の雲に少し闇が混ざり出す。 信号とテールランプが同じ赤色になる。 「泣いている理由が分かるから」と歌っている。 本当に分かるのか、首を傾げてしまう。 「誰が私を泣かせたんだ」と次で歌う。 裏道の道の水溜まりを通って、タイヤが水を跳ねさす。 向かいから電車とすれ違い、カエルの鳴き声が響く。 夏、なのかもしれない。