「根に持つこと」は悪いことではない。
「なぜ怒るのか?」、「なぜ許せないのか?」は人によって程度の差が変わる。
「遅刻した」ということに激怒する人もいれば、笑って済ます人もいる。
「彼奴はあの時、遅刻した」と言う人もいれば、すっかり忘れる人もいる。
「どうしてそんなに許せないのか?」と考えてみれば、別の要因も重なり、心身が拒絶している場合も考えられる。
表層に出てる部分だけで判断するのは早計だ。
「こんなことを何時までも根に持つのは良くない」と悩んでいるなら、今一度「なぜ許せないのか?」を問い直す必要がある。
自身の在り方を知る上で、むしろ良いこととさえ言える。
周りの言葉に耳を貸すことは忘れずにいれば、「根に持つ」ことは自身の指針となる。
私などはそう考える。
故に「許せない」と考え続ける。
それ以上もそれ以下も、それ以外もない。
復讐するだとかは、暇になって気が向いたらぐらいの後付けなのだ。