友人にお金を貸して欲しいと頼まれたら、貸すべきか否か。
私個人の意見としては、「前提条件ありで、貸しても良い」。
「貸す」ことを考えると、「返す」ということが付随してくる。
この「返す」が非常に厄介だ。
例えば、切羽詰まって金の無心をしているなら、そもそもお金を作る余裕がない場合がある。
例えば、軽い気持ちで貸してと言っている人は、返すことも軽く考えているので、のらりくらりと返さない。
いずれにしても、貸したのだから返して欲しいと考えるのは自然ではあるが、会う度にお金の話になるのも億劫になる。
故に前提として……
・自分自身にお金の余裕がある。
・返済は無期限無利子。
・心構えとしてはお金はあげてしまうつもりで、お金は返ってこないものと考える。
・相手に何故お金が必要なのかの説明をしてもらう。
・お金のやりとりをした書類を手書きでも良いから用意し、捺印もしてもらう。(コピーもする)
以上を踏まえてなら、貸して良い。
追記として。
「理由は聞かないでくれ」とくる人もいるだろう。
後ろめたい気持ちがあるのは理解するが、すでに巻き込んでいるのに理由も聞かせてくれないのは不誠実だ。
理由を聞かせてくれないのであれば、今回は貸すが次は貸せられないことも念を押すべきだ。
絶対に返してくれると信頼があるならば別かもしれないが、基本的には必要な事由は教えてもらうべきだ。
書類は言った言わないの防止だ。
記憶は忘れてしまう部分があるので、残しておくと良い。
また、第三者が来た時に書類を見せれば、理由説明がし易く、喧嘩して裁判で争うことになったとしても役立つ。
外食の会計の立て替えなどの少額の場合も含まれる。
少額の書類はケースバイケースで書かなくても良いこともあるだろうが、複数回貸しているならその都度書くようにするのは大事だ。
数も溜まれば結構な額になる。
甘えにも限度があることを相手は理解させるべきだ。
以上が友人に対してのお金の貸し借りの私見である。