2020-09-08 fの1 意味のない穴埋め 月満ちる即ち欠く。 満ちたものも何れは欠く。 日々変化、昨日と同じ今日はなく、今日と同じ明日はない。 昨日の雲は何処かへ行き、明日の空は未だ知らず。 今日、鈴虫が鳴くのは、去年も今頃か。 日々変化、しているはずなのに、月はまた満ちて、鈴虫は鳴く。 昨日の私は今日の私で、今日の私は明日の私だ。 月は満ちる即ち欠く、そしてまた満ちる。 ぐるぐると変化して、ぐるぐると同じになる。 渦中の出来事はすべて些事に成りけり。