また性懲りもなく新しい脚本を書いた。
「書きたいな」と考えた時には、パッケージはできていた。
昔から10ある内の3までは秒速でできるのだ。
思い付いてから、書き出して、14ページである。
1ページ大体1分計算で、間などを考慮すると、20分程度の短編劇だ。
さて、今回はこの14ページの脚本、手直しすることも目的だ。
前回、副主宰に「パッケージは面白そうと思わせるが、話の筋がない」と言っていた。
話の筋とは、何なのか、さくっとGoogle先生に聞いてみた。
すると、1つに「キャラクターの目的が分かり易い」ことが上げられていた。
キャラクターには何かしらの目的があって動いている。
例えば、「京都に行く」ことが目的だとしよう。
しかし、これだけでは不十分だ。
一言に「京都」と言っても、広い。
金閣寺、銀閣寺、清水寺などの神社仏閣だけでも数多にある。
祇園の舞子さん、東映太秦映画村、嵐山など、魅力的な場所も多い。
目的をぎゅっと絞ると良い、と書いてあった。
目的の情報が多過ぎると混乱を起こすらしい。
例えば、「京都に行く」の目的をぎゅっとして、「京都駅で八つ橋を買う」ことを目的にする。
これくらい分かり易い、シンプルな構造が必要なのだろう。
伝える、というのは難しい。
私の物語は、情報過多な面があるようなのだ。
それを意識して、14ページの脚本を読んでみると、確かに情報過多かもしれない。
すべてのキャラクターの目的をぶちこんでいるのだ。
それぞれがそれぞれの思惑を持って動いているのだから、当然だろう。
これを「誰を主軸にするか?」で決まる。
今回のは3役あり、誰を主軸にするかで物語の進行も多少変わる。
そこは、劇団内で発表した時に、誰を主軸にするか決めようか。
そこから書き直しを試みる。
ある意味で3から4へのステップアップである。
できそうでできない、ここら辺の積み重ねに挑む。
別の脚本も書き直しをする予定だし、また別の脚本も書き直す。
書き直す脚本が全部で3つ、いや、4つか?
当ブログの記事は手直ししないのに、脚本はできるのだろうか、心配だ。
脚本修行の一環、そう捉え直しておく。