中高生ができる稽古を考える。
「学生だから」の理由に稽古ができないのは、おかしい。
私は「演劇」という世界に関わった折角の機会を世の中の都合で失わせるのは嫌だと感じる。
世の中の情勢が分からない訳ではない。
赤の他人である私が「責任」を取れる訳でもない。
しかし、できない理由を並べ立てるのは、うんざりしてしまう。
自由とは、根底にルールがある。
日本の家屋に土足で上がらないように、不自由の中に自由がある。
この不自由の中でできる自由を模索する。
まずはメンタルトレーニングがメインになるのか?
瞑想やリラックス方法などは良いかもしれない。
メンタルが強くなれば、舞台上でも活かせるはずだ。
稽古の日は今まで取り組んだことの発表の日、らしい。
ならば、稽古日までにやって欲しいことを課題化するのも良いのか?
楽しんで取り組める内容と、事前準備の量が問われそう。
きちんとしたワークショップをやらせたいなら、他劇団の稽古参加が望ましい。
しかし、他劇団への参加は色々とハードルが高い。
自己責任の大人と違うのだから、保護者の同意や学生の気持ちも汲み取らなければならない。
学生でも参加できるような工夫を考えなければならない。
私のできることは考えることだ。
例え、緊急事態宣言が出されても、「演劇」に関われる工夫を考える。
先の見えない時代、工夫を忘れたらいけない、と自戒する。