1月15日は演劇活動を再開する。
世情は非常に厳しいものだが、息を潜めてひっそり活動する。
正義のこん棒でぶん殴られないようにしたい。
再開すると言っても、主にLINE電話を活用したテレ稽古になる。
会って稽古は、普段活用している公民館が感染警戒レベル5のために使用中止になっている。
ふぐう、と無様に鳴くしかない。
しかし、無様に鳴きつつも、最近はこの状況を楽しみ始めている。
まるで隠れキリシタンのようだな、と考えると隠密行動がワクワクして仕方ない。
山奥の古びた吊り橋を渡るような緊張感がちょっとしたスパイスになっている。
隠れキリシタンと言えば、踏み絵だが、新型コロナウィルスだと何であろうか?
マスクが踏み絵に該当するだろうか?
マスクをさせようとして、拒絶する人間を強制隔離させる妄想が捗る。
ただ、狂人であるところの私は、多分、しれっとやり過ごせる。
たとえ私がキリスタンだとしても、普通にイエス様のお顔を踏みにじれる。
そんなところに私の信心はありはしないのだ、とか自分を鳥瞰する。
ふぐう、と鳴きながら、せっせと準備をする。
ひっそり隠れながら、楽しいことをする。
今年も良い年になるだろう。
正義のこん棒をひらり華麗に躱しながら、我が道を往く。