新規脚本をガッと書いた。
目安50分以上でまつもと演劇祭で発表した「モザイク・シンドローム」を除外した脚本は、今回で3作目だ。
この3作品を踏まえて、私がちょっと感じたことを書く。
最初に書いた脚本は設定盛り沢山で、ぎゅうぎゅう詰めで書いた。
お陰でとっ散らかっていて、もっと削れたような気もする。
2作目と3作目は、最初に10分目安のシーン事のイメージを絵で描いてから、書き始めた。
1作目は長さだけで言えば2時間くらいはあるが、広敷を広げ過ぎた。
シーン事を絵にする方法は私に合っているようで、時間内に収めるのに役立っている。
ただ、ビジュアルを予め決めてしまっている気がするので、舞台に乗せる時にこのビジュアルが邪魔になりはしないか、という心配は少しある。
3作の中編脚本を書いて分かったのは、情報過多に成り易い傾向がある。
今回の習作も、「このシーンは削れるな」と感じるがあり、きちんと削り切れていない。
60分枠に収めようと考えているが、時間制限がないと20分くらいでまとまりがちだ。
後半、特にラスト付近は妙に書くのが早くなる。
上滑りしているような感覚がある。
書き急いでいるとも言える。
情報の量は多く作れるが、情報の質が軽いのだろう。
私の脚本は、20分くらいが丁度良いように感じる。
情報量にしても、質にしても、20分くらいが手応えがある。
後半が書き急いでしまうのは、情報の質が軽いためだろう。
どうして?の深掘りをせずに一気呵成で書き進めてしまうので、どうしてもガス欠になってしまうのだろう。
もっとどうして?を大事にしても良いかもしれないが、そうなると書き方が変わるかもしれない。
情報の質向上は別の取り組み方を模索すべきだろう。
やはり、動機付けの勉強に励むべきか…。
あと、単純に知っていることが少なく手駒が足りないから、発展し難いのかもしれない。
書き取りとか、読書とか、今からやるしかないか…。
興味のあるものから、少しづつ拾い上げていく。
備忘録がてら、書き残す。