彦星と織姫が1年に1度会える日、それが七夕だ。
大体が梅雨時期で天の川は雨雲に隠れて見えない。
川の増水で会えなくて、「また増水かよ」と彦星はやけ酒で酔い潰れていそうだし、織姫はスウェットで好きなテレビ番組を視聴していそう。
完全な偏見で書いている。
彦星は繊細な根暗のイメージがある。
織姫は猫かぶりの干物女のイメージがある。
彦星はロマンチストで毎回大げさに騒いでそう。
織姫は現実主義で「今年も雨ですね、はいはい」と流してそう。
実際の彦星と織姫はどういう人物であったか、大昔過ぎて分からない。
ところで、今は8月13日、七夕関係ない。
書いているのが7月7日分だから、七夕を書いている。
まさか彦星と織姫も1月経ってから話題に出されるとは思わなかったろう。
今、外は雨が降っている。
しとしとと降っている。
この時期の彦星と織姫は、どう過ごしているのだろうか、興味は少しある。
1年は365日、その1日だけが注目されるけれど、残りの364日の彦星と織姫の実体はどうなのだろうか?
彦星は子牛を乗せてドナドナする度に泣いていそう。
織姫は嫌いな上司の話で女子トークで花を咲かせていそう。
完全な偏見で彦星と織姫を語っている。
本当の所は彼彼女しか知り得ない。
天の川のリアルは地上の民が知る由などありはしないのだ。
偏見を書き過ぎた。
来年の七夕の短冊に「彦星と織姫が会えますように」とでも書いて許しを請う。
忘れていなければ。