私は日本人だが日本語を修得している気がしない。
例えば、「◯◯するな」で「◯◯をしてはいけない(禁止)」の意味で通じるのに不思議に感じた。
「しては―いけない」が「する―な」に省略されてもきちんと分かる。
7文字から3文字に省略されている。
どちらも行動に対して注意(禁止)している。
更に「◯◯」の部分を省いて、単に「するな」でも「(何かしらの行動に対して)してはいけない」のニュアンスは伝わる。
「する―な」で「する」を「な」が打ち消している。
「な」が即ち「いけない」という否定の意味になる。
ならば「な」単体の発語で「しては―いけない」の意味になっても良いように私は考えるが、「な」単体の発語だと否定にならない。
「な」単体の発語だと、「(何かの事象を確認して)私が言っていた通りだったでしょう」という同意の意味になる。
「な」に「?」なら、「説明しなくても分かりますよね?」、「あなたもそう思いますよね?」という強制的なニュアンスが含まれた同意になる。
「な」に「!」になると、「驚きを表す」形になって、全く変わってしまう。
「な」一つでどう相手にかけているのか、前後の文脈から読み解けば分かる。
分かるけれど、何故、そこまで省略しても通じるのかはまるで分からない。
ハイコンテクストの文化だからなのか、不思議ではないか?
日本語難しい、そう感じる一日本人だ。