晩春、小雨降る、安曇の地にて、絶賛自分を見つめ直し中だ。
役者としての自分とは何だろうか?
副主宰がプロフィールプロットを画像で送ってくれたので、参考に書いてみた。
私のプロフィールは1987年5月24日生まれ、本年2022年で35歳だ。
卯年、双子座のA型、長野県安曇野市在住である。
演劇歴は3年目、芸名にあたる呼び名はカミちゃんだ。
顔の長所は、口が動く。
顔の短所は、眉毛が薄く、目が細い。
口が動くから全体の大雑把なのは伝えられるのではないか?
私の身体の長所は、ぐねぐね動ける。
私の身体の短所は、猫背、細い。
関節が比較的柔らかめなのは、怪我しにくいだろうが、猫背だから肺活量が少ない。
私の性格の長所は、自分のことを考えられること。
私の性格の短所は、自分のことしか考えないこと。
私は私を追求するのが、良くも悪くも私らしい。
役者としての長所は、一人で舞台上で動ける。
役者としての短所は、滑舌が悪い、相手を見ない、落ち着きがない 。
役者としての私の魅力は、飛び道具として優秀なところだろう。
さらさらと書いて最後の項目で指が止まる。
「あなたの将来どんな役者になりたいですか、具体的な例を挙げて、書いてください」
将来、どんな役者になりたいか?
考えたこともなかった。
舞台の上に立てれば、それで良かった。
役者を前向きに取り組むと決めたばかりで、どんな役者になりたいか、何もない。
しかも具体例を出せと。
誰を参考にすれば良いのか分からないし、誰かを参考にするのも違和感がある。
私は私、他の誰かは参考にできない。
これは、普通はあるものだろうか?
演劇歴が短いから、まだそういう理想像が構築されてないのか?
舞台に立つ経験が増えて、人間としての厚みが出れば、どんな役者になりたいか定まるだろうか?
分からない、自分のことなのに迷宮入りだ。
とてもじゃないが、自分のなりたい役者像が無さ過ぎる。
幽霊の影を探すような、役者像の無さだ。
今度、誰かに相談すべきか?
いや、しかし、雲を掴むようなものだ。
ふわふわして浮いてばかり、そも、役者とは何だろうか?
晩春、小雨降る、安曇野の地で、絶賛迷子になりに候う。