ネガティブ方向にポジティブ!

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1563(「Only tonight.」の個人的反省)

2022年12月9日、10日、11日に劇団ぱすてるのプレ公演を行った。

3年前から公演を打とうとしたが、予想外の角度から延期と再開を繰り返した。

企画から準備まで揃えて立ち上げるのに四苦八苦して、どうにか本番まで漕ぎ着けた。

 

私としてはゲネまで漕ぎ着けた時点で成功だ。

本番も3ステもできたのだから大成功だ。

作品のクオリティなど捨て置いている部分をもう少し明確にすべきだったろう。

 

小屋入り前までは当初副主宰が立てた計画通りに進んだ。

小屋入り後から本番までで細かい部分が至らない部分があった。

その至らなさを考慮して次の課題にしたい。

 

スタッフへの扱い方でぶつかることが多々あった。

納得できない部分はあったが、それでも折れながら突き進んだ。

一人では辿り着けなかった、協力してくれた人々のお陰だ。

 

アンケートを一通り目を通して、反省もした。

それらをつらつらと書き連ねていく。

 

脚本での反省として、各キャラクターの役割(目的)をもっとハッキリさせる。

物語のラストや、Aと先生の長台詞含む掛け合いは好評だった。

Aの役割が曖昧だと指摘されたので、目的を考えておくことは大事かもしれない。

 

演出として反省が多かった。

ナチュラルな演技でも良かった、というアンケートを頂いて、「自然(ナチュラル)な演技」について調べた。

調べた中で、『「自然な演技」とはそも矛盾していて、演技をしていることは普段の自分とは違う。

では、「自然な演技」とは「自然に見える演技」である』と。

そうした視点で考えると、今回の世界観で演出が考える「自然に見える」が曖昧だった。

私自身が具体して「この世界では自然なのだ」というものを明示する必要性を感じた。

 

稽古に入る前に公演する場所、状況、それに伴う反応、間の取り方等、演出としてもっと細かく詰めれた。

ただ、アンケートではテンポの良さ、三人の絡みは好評だったので、稽古の成果は出ている。

各役者の個性があったとの声もあったので、今後もそれぞれの持ち味を活かせるようにしたい。

 

照明のラストは良かった。

照明に関しては次回も協議して決めたい。

衣装の色味は好評だったので、分かり易い色分けは次回も継続したい。

 

暗転、カーテンコール要望が多かった。

また、演出上ロビーを暗めにしてたが、スタッフが少ないため危ないのではないかという指摘があった。

次回はお客さんの出入りがし易いことも考慮して組み立てたい。

 

上土劇場自体が音が聞き難いため、次回の場所選定は音の拾い方も考慮する。

アンケートで発声、滑舌がしっかりしてなかった点は多かったので、滑舌、発声をメインに稽古を積み、 加えて読み合わせを徹底する。

 

役者としては、「波のような芝居」を目指したが、役で工夫し始められたのが本番に入ってからだった。

演出と役者を切り分ける作業が必要だ。

滑舌は継続して鍛錬していく。

 

前述した通り、小屋入り前までは概ね順調だった。

分からない部分は積極的に相談をして、準備したのが良かった。

期間は余裕を見ていたが、シーン練を含めると本番でだれたかもしれない。

稽古内容は発声と次回読み合わせを重きに置き、シーン練をもう少し後を検討する。

 

小屋入り直前から細かい部分でスタッフへの要望が杜撰であった。
事前に5W1Hでこちら側の要望をまとめる等、細かい部分のカバ ーを考えていきたい。

 

役者とスタッフの両立は困難である。

可能であれば、スタッフと役者は別にしたい。

演じるにしても運営するにしても事前準備が重要になる。

 

「言った言わない」が多々あった。

継続してコミュニケーションを意識して取り組む。

音響、照明のキッカケ表でページ数がバラバラになってしまったので、音響、照明用の脚本を予め作る。

外部に依頼するのであれば、いつまでかという期日は決めた上でやって貰えるかという依頼が良いという意見を頂いた。

外部委託の際、主宰として挨拶も兼ねた連絡もした方が良いという声もあった。

事前の声かけをしっかりしていきたい。

 

次回公演も可能であれば、有観客でしたい。

できれば演劇に触れて来なかった人を呼び込みたい。

そのために今回の反省をしっかりして、次回に活かしていきたい。

 

一先ず、一つ目、一区切りだ。