私は無能で世の中の人々は普通だ。故に私は求道者であらねばならない。

「私のように振る舞う何者か」を取っ掛かりに考えます。 石油ストーブの前に座り込んで部屋の真ん中辺りをぼんやりと見ています。 足の裏は冷気を感じるけれど、ストーブの熱が背中に張り付いて寒さはそれほどありません。 こんな日が続けば良いのにと漠然と考えながら、しかし止まることなく進む現実は容赦なく打ち切る訳…