シャンシャンと夜空にベルが、あっちでもこっちでも鳴り響いていたであろう、クリスマス。
じゃんじゃんと検品をこなし、あっちでもこっちでも大忙しだった、油揚げの工場。
クリスマスイブから、クリスマスにかけての夜は、きっと何処もかしこも賑わっていた。
今頃、ソファーにうつ伏せで倒れ込んだまま寝てしまったであろうサンタさんを労いたい気持ちが強い。
あと、寒い中、重たいソリを引っ張ったトナカイも、ゆっくり休んで欲しい。
私も椅子と身体との境目がなくなって、立ち上がれずにいる。
こんなに疲れるくらい働いたのだから、サンタさんは、私を労っても良い。
夜中に働く同士、馬刺しをつまみに居酒屋で呑み交わしたい。
あ、馬刺しだと、トナカイが気分を害するか。
日本にいる、すべてのサンタクロースへ。
先日の夜は、ご苦労様でした。