我が家にある日めくりカレンダーは1日毎に格言やことわざを載せている。
日めくりカレンダーをめくるとき、どんな言葉が飛び出るのかちらりと見る。
今日、書かれていたのは、「なくて七癖、あって四十八癖」だ。
…いや、どう言う意味だ?
癖は「くせ」で読みは合っているのか?
何がなくて、何があるのかも分からないが、七と四十八の繋がりが見出せない。
現代っ子の私はちゃっちゃかインターネットで調べる。
曰く、「人は大なり小なり癖を持っている。癖がないように見える人でも七癖はあり、癖がある人なら四十八癖ある」とあった。
つまり、人間は誰もが面倒くさいということか?
もう少し調べると、七と四十八について書いてあった。
七は、「なくて」と「七(なな)」の頭韻を踏んでリズムを出している、らしい。
四十八は、相撲の「四十八手」のように「沢山の」という意味がある、らしい。
癖のあるなしで言えば、私はある方だと自負している。
四十八癖では済まないだろう。
それとも存外に収まってしまうだろうか?
その人を言い表す記号のような癖は個性だろうか?
ふと、そんなことを考えたが、個性と片付けるには業が深い気がする。
個性は前向きなイメージがあるので、後ろ向きなイメージもある癖とは相性が悪い、多分。
ともかく、なくて七癖、あって四十八癖の人間社会を今日も生きる。