ストーブの焚かれた部屋の戸を開ければ、待ち構えていた冷気がすかさず私を覆い被さる。 寒い寒い、と小言を言いながら、これまた寒い廊下をすたこらと歩く。 ホッカイロのように部屋の空気を持ち運べたら良いのに、と小言が増える。 1年の内で一番寒い時期…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。