寝起きにコップ一杯の水道水を飲む。
乾いた身体に水が染み渡る。
内に溜めていた熱がその瞬間、顔を出す。
額から汗が浮かび上がり、暑さを覚える。
そうして、二杯目をコップに注ぐ。
ごくごくと喉を通り過ぎるのを聞きながら、また水を飲み干す。
どれだけ身体が乾いているのかをうすらぼんやりと知る。
一息、私は出かける用意をする。
水があるから、乾く身体がある。
水がなければ、ミイラのように乾くだけだろう。
水こそが人間の根源なのかもしれない。
夏の暑さにやられたことを書いてみる。
投稿します。