2019-11-04 840 意味のない数字 脳がぼやけている。 夕方にやおら起きて、カレーを食べた。 胃に落ちたカレーの匂いが口まで昇ってくる。 やる気がしない。 ストーブの熱気に当たりながら、だらける。 口の端をぺろりと舐めると、カレーの味がする。 やはりもう寝よう。 しゃばしゃばのじゃがいものように、ごろりと寝よう。 涙でぼやけていく畳の目を数え、ゆたり布団まで這う。 おやすみなさい、また明日。 明日の朝もカレーだろう。 そのことを楽しみにして眠ろう。