2日間の遅れを取り戻そうと躍起になっている。
しかし、躍起になって空回りしている気がする。
いいや、モーターが逝かれた訳でも、回転軸が弾け飛んだ訳でもない、ぶん回してしまえ。
何か書いたから、一応、貼り付けて置く。
さて、思考はぶん回して良くても、物はぶん回してはいけない。
いや、私は物に当たり散らしている訳ではない。
ただ、ちょっと物の扱いが雑なのかもしれない。
愛用していた鬼太郎レジャーバッグの担ぎ紐が千切れた。
幸い、片側の片端だけなので、レジャーバッグがばつんと落ちることはなかった。
落ちたとしても割れるようなものは入っていないから、落ちたとしてもそれほど心配はないが、何にしても落ちずに済んだ。
さて、帰宅後によくよく見る。
ビニールで出来て薄地のレジャーバッグの千切れた部分はそれほど傷んでいないようだ。
なら、修復して使えるようにしよう。
居間にある小物入れからホッチキスを探し当てて、ばつんばつんと留めていった。
計6針、しっかりと縫い付けた。
これならもうしばらく保つことだろう。
何でもかんでも新しくすれば良いとは考えない。
まだ使えるなら、工夫すれば良いだけの話しだ。
今回のように自分で修復できそうなものなら直してしまえば良い。
そも、千切れるような使い方をしたのが悪い、という声は封殺する。
いや、分かっているのだが、雑な正確だから私が使うものは傷み易いのだ。
無意識レベルのことだから、意識してどうこうできるとは考え難い。
とは言え、やはり大事にして使っていきたい。
せめて、そうだな、ぶん回すのは止めよう。
すっと立つ時に、すっと持ち上げるエレガントな大人の振る舞い、の気持ちのつもりで使おう。
証拠を載せようと、修復したレジャーバッグを撮った。
写真を見て、何かホッチキスの留め方が躍起になって書いている私に見えた。
エレガントな大人の振る舞いができるのか、ばつんとホッチキスの鋭い音が耳元で聞こえてくるようだ。
封殺、封殺だ、とエレガントさから程遠く、今日もぶん回す愚か者かな。