青が争うと書いて「静か」となるが、青の喧噪は聞こえないのだろう。
ふと窓の外から見たネイビーブルーな雲に、静けさを連想する。
騒がしいほどに静かに、青がひしめいている。
静かな夜は物思いに耽るのに丁度良い。
好きな飲み物を机にでも置いて、ぼんやり夜の移ろいに身を任せたくなる。
しかしそんな静かな夜だったのに、二日酔いの私は沈痛に黙ることしかできなかった。
筋肉や骨はいつも通りに動くが、内蔵ががぶ飲みしたアルコールにざぶざぶと浸かっているような、気持ち悪さがある。
休憩時間は率先して黙って動きを止めていた。
数時間が経ったのにも関わらず、二日酔いの猛威は止まることを知らないようであった。
それでも、時間が経てば、次第に良くなってくる。
こうして、いつもの詰まらない文章を書く程度には回復した。
今でも未だちょっと、内臓に違和感を感じるが。
昨日のような夜はいつもある訳ではない。
二日酔いで無為にしてしまった。
その前の晩は、あの夜でしか楽しめなかったから、二日酔いをしたことは後悔していないが。
今度、あの青の喧騒が聞こえてきた時は、私自身の体調が良いことを願う。
風邪を引いたり、深酒したり、そういうことがないようにしたい。
巡り合わせに、乞うご期待だ。
今日の夜の移ろいの中、投稿する。