扇風機のことでも書いてみます。
私は自室に扇風機を置いています。
位置としてはパソコンを打っている私の後ろにあります。
その回る羽で私とパソコンを涼しくしてくれます。
しかし、9月上旬。夏から秋に変わりつつあります。
気付けば、田んぼのカエルは鳴いてませんし。
夜になれば冷たい風が吹いてます。
寒くなれば(こいつ、邪魔だな)とか思われる可哀想な奴。
夏の暑い時期にしか活躍の場が無い不憫な奴。
都合の良い時だけ優しくされ、用が済んだら倉庫に行く憐れな奴。
嗚呼、無情なるかな、四季折々の気温。
冬の間しか活躍しないコタツさんと深い友情がありそうです。
私の後ろの方で今も回っている扇風機さん。
私の気持ちを知ってか知らずか一生懸命に回っています。
これがヤンデレだったら怖い状況です。
私、もう要らないの?とか無言で見つめられてそうです。
それでも私は態度を改めないことに扇風機さんは思い詰めていって。
日に日に羽が鈍い光を放ってきているのに私は気付かない。
そして、ある日、いつものようにパソコンを打っていたら腰に何かが巻き付かれる感覚。
なんだ?と思って後ろを振り返ると、扇風機の電源コードが私の腰に巻き付かれ、扇風機の蓋が取れた状態になり、刃物のように鋭くなったむき出しの羽をこちらに向け、「もう秋の心配はいらないよ?」と言いながらぐんぐん電源コードが巻き取っていき、咄嗟に私は前屈みになって机を掴もうとしますが、それより強く、速く、扇風機さんの方へ…
ぐしゃー。
あー、妄想しても暑いままだな。
そう思いません、扇風機さん?